無事に「広汎子宮全摘術」の手術を終えましたが、しばらく入院生活は続きます。
手術後の入院生活について、引き続きお伝えいたします。
前回の記事はこちら⏬
術後3日目(入院6日目)
術後3日目で、硬膜外麻酔を外しました。
今までは、痛み止めとして常に一定量の麻酔が背中の針から注入されており、痛い時はボタンを押してさらに麻酔が追加されるシステムだったのですが、痛み止めは飲み薬(ロキソニン)に変更になりました。
(6時間おきに、1錠ずつ飲めました)
この日あたりから、熱も下がりつつあり、だいぶ身体が楽になってきました。
暇つぶしに携帯も触れる、家族とテレビ電話をする元気もある状態になってきました。
廊下をひたすら歩く&疲れたらベッドで携帯触ったり、本を読んだりして過ごしました。
術後4日目(入院7日目)
この日は、点滴が外れました。
もしかしたら、追加で点滴にがあるかもとのことで、しばらく点滴針は入れたままですが、常時点滴につながっている状態ではなくなりました。
これで、残った管は、「尿の管」のみです。
また、この日からシャワーが解禁になりました!
シャワーの時は、キズ(手術痕)を綺麗に洗ってくださいね
看護師さんから指示された通り、恐る恐るキズを触りますが、この時点では表面のキズはしっかり閉じており、お湯や石鹸が沁みることはありませんでした。
そして、この日の昼食から、お粥から普通のご飯に戻りました!
これまでもおかずは完食できていたのですが、どうしても味の関係でお粥が食べきれませんでした。
しかも、この日のお昼ご飯はカレーライス🍛でかなりテンションが上がりました。
やっぱり、ご飯美味しい!
術後5日目・6日目(入院8日目・9日目)
この辺りは特にミッションもありません。
廊下をただひたすら歩く(自称、病棟パトロール)&パソコンを触ったり、ゲームをしたり。を繰り返していました。
熱も下がり体調は落ち着いてきました。
痛みも痛み止めを飲みながらも、気にせず生活できるレベルになってきました。
(ちなみに、痛み止めは術後6日目を最後に飲まなくても痛みは平気になりました)
しかし、問題は夜眠れないこと。
担当医の先生に相談して、睡眠導入剤を1段階強いもの(ベルソムラ)に変えてもらいました。
この睡眠導入剤は、1回飲むと前回の薬より効果が長く続くとのこと。
確かに、夜寝る前に飲むとふらふらしてきて眠りにつく。夜中目が覚めてもふらふらしているので、そのままウトウトする。朝、起床時間が過ぎても何だかボーッとする。という状態でした。
何か怖いなと感じつつ、入院しているので眠れないのも体によくないだろうと2日間飲んでみましたが、「寝たな〜」という感覚は得られずウトウトしているという感じでした。
術後7日目(入院10日目)
この日ついに、尿の管を抜きました。
晴れて全ての管から解放され、点滴台を押して歩く必要がなくなりました!
尿の管を抜いた後、気になるのが…。
「排尿障害」の有無です。
広汎子宮全摘術では、排尿に関わる神経と手術中に切り取る箇所が非常に近いため、手術中にその神経に触れたりと影響が出てしまいます。
尿の管を抜いた後は、4つのパターンに分かれるそうです。
- 尿意はあるが、自分で排尿できない。
- 尿意はないが、自分で排尿できる。
- 尿意もなく、自分で排尿できない。
- 尿意があり、自分で排尿できる = 問題なし。
朝9時頃、尿の管を抜きました。
その後、尿意があればそのままトイレに行き、尿の量を測定します。
もし、13時頃まで尿意がなければ、トイレに行き、尿の量を測定します。
わたしの場合は、11時頃に尿意(少し膀胱のあたりが痛いようないつもと少し違う尿意でした)を感じたため、トイレに行き、尿の量を測定しました。
その後、看護師さんに導尿をしてもらい、残尿の量も測定しました。
結果…
自尿 ⇨ 100ml
導尿(残尿) ⇨ 270ml
通常、膀胱は400mlを超えるあたりで尿意を感じるそうです。
400mlを超えると膀胱内に最近が増えてくるそうで、膀胱内の尿が400mlを超えないタイミングでトイレに行くことが大事とのことでした。
この日は、この後数回トイレに行きましたが、毎回、自尿は100ml前後・残尿は300ml前後でした。
管を抜いて初日なら、自尿100ml出ればとりあえずOK。
尿の管が抜けたなら、退院日について考えていきましょう。
排尿に関しては心配が残っていますが、とりあえず全ての管が抜けたことで身体はだいぶ自由になりました。管が抜けたおかげか、夜は比較的よく寝れた気がしました。
今後の入院生活については、次回以降改めてお伝えします。