年末も近づいてきたし、そろそろ「ふるさと納税」しようかな
ふるさと納税したいと思っていたけど、もう12月。遅いかな?
ふるさと納税という言葉は、年末にかけて聞く機会も増えてきます。
実際、ふるさと納税をする人が一番多いのは12月だそうです。
12月にふるさと納税をする人が多いのなら、12月にするのがベストなのかな??
これ。実は半分正解で半分不正解です。
そこで、今回は12月にふるさと納税をするメリット・デメリットを紹介します。
12月でもふるさと納税は全然遅くありませんし、むしろメリットもあります。
でも、12月にふるさと納税する場合のデメリットもあわせて知っておきましょう!
今回の記事はこんな方におすすめです。
- ふるさと納税は12月にするもの、と考えている方
- いつふるさと納税をするのがお得か知りたい方
- 12月にふるさと納税をするメリット・デメリットを知りたい方
ふるさと納税の仕組みについて知りたい方はこちらもご覧ください。
12月にふるさと納税の話題が増える理由
ふるさと納税自体には特に締め切りはなく、いつでも行える制度です。
それにも関わらず12月にふるさと納税の話題が増えるのは、ふるさと納税をするにあたって12月31日が1つの区切りになるからです。
- 翌年の住民税から差し引かれるのは、1月1日〜12月31日に行ったふるさと納税分
- 自己負担2,000円の上限額は、1月1日〜12月31日に行うふるさと納税が対象
- 上限額は1月1日から12月31日の収入によって決定
つまり、12月31日がふるさと納税において大事な区切り、ある意味での締切日となります。
そのため締め切り日が近づく12月になると、ふるさと納税の話題が盛り上がってくるのです。
12月にふるさと納税をするメリット
では、世間が盛り上がってきたタイミングでふるさと納税をするのがベストなのでしょうか?
締め切りが近い12月にふるさと納税をするメリット・デメリットを確認してみましょう!
まずはメリットから。
- 1年間の収入額が確定し、より正確な上限額がわかるので、上限額ギリギリまでふるさと納税が楽しめる
- ポータルサイトでは12月にお得なキャンペーンが多い
詳しくみていきましょう。
上限額ギリギリまでふるさと納税を楽しめる
ふるさと納税をするにあたって、重要なのは「自分の上限額を知ること」です。
上限額はふるさと納税のポータルサイト 控除額シミュレーションで簡単に確認することができます。
控除額シミュレーションは年収と家族構成を入力するだけで、簡単に上限額を計算可能ですが、
年収って毎年変動しますよね?
忙しく、残業が多かった年。
業績が悪くボーナスが減った年。
年収が50万円変動すると、ふるさと納税の上限額も数千円から数万円変動します。
例えば、年収300万円⇨350万円なら、上限額27,000円⇨34,000円
年収が高くなれば、変動幅はもっと大きくなります。
可能ならば上限額ギリギリまでふるさと納税、楽しみたいですよね?
そのためには正確な上限額が必要です。
より正確な上限額を知るためには、正確な収入を知る必要があります。
正確な収入を知るには、会社員の方は12月にもらう源泉徴収票を確認しましょう!
ポータルサイトの控除額シミュレーションは、年収と家族構成を入力するだけの簡単シミュレーションと源泉徴収票の情報を入力する詳細シミュレーションの2種類があることが多いです。
源泉徴収票をゲットしたら、すぐに詳細シミュレーションで上限額を確認してみましょう。
その上で上限額ギリギリまでふるさと納税する。
これが最大限ふるさと納税を利用する方法で、12月にふるさと納税をするメリットです。
※医療費控除や住宅ローン控除の初年度で確定申告をする予定の方は源泉徴収票の情報だけでは不十分ですので、ご注意ください。
12月にふるさと納税をするメリット
- 12月になれば正確な年収がわかる(=源泉徴収票がもらえる)
- より正確な上限額がわかる
- 上限額ギリギリまでふるさと納税を楽しめる
12月はお得なキャンペーンが多い
12月にふるさと納税をするメリット、もう1つは12月にお得なキャンペーンが多いことです。
一年の締めくくりである年末が近づく12月になると、ポイント還元などお得なキャンペーンを実施しているポータルサイトが増えてきます。
実際に各ポータルサイトでは、昨年12月には次のようなキャンペーンを開催していました。
さとふる ⇨ 初めてさとふるで寄付する方限定で寄付金額の最大20%のPaypayポイント付与
ふるなび ⇨ 歳末×新春特特キャンペーンで最大20%分のふるなびコイン付与
マイナビふるさと納税 ⇨ 寄付金額の10%分のアマゾンギフト券プレゼント さらにamazom payの支払いでで+3%分追加
それぞれのキャンペーン詳細については各ポータルサイトをご確認ください。
決済方法等の指定等参加条件や対象外となる寄付もありますので、注意してくださいね。
12月にふるさと納税をするデメリット
12月にふるさと納税をすることはメリットばかりではありません。
次にデメリットも確認していきましょう。
- ワンストップ特例申請書の提出締め切りまで余裕がなく、手間が増える可能性あり。
- 人気の返礼品は品切れになっている場合がある。
ワンストップ特例申請書の提出遅れに注意
ふるさと納税した分を翌年の住民税から控除するためには、確定申告をするか、ワンストップ特例申請書を寄付した自治体に提出する必要があります。
会社員で1年間の寄付自治体が5自治体以下なら、ワンストップ特例申請書を提出するのが圧倒的に楽なので、オススメです。
ただし、ワンストップ特例申請書には提出期限があるので注意が必要です。
ワンストップ特例申請書の提出期限は、翌年1月10日必着です。
必着なので、10日の時点で寄付した自治体に到着している必要があります。
郵送のタイムラグを考えると1月5日頃までには書類を投函しておきたいですね。
ワンストップ特例申請書は、通常寄付した後に自治体から郵送で送られてきます。
申請書を受け取った後、必要事項を記入して本人確認書類のコピーと一緒に返送すれば手続きは完了です。
ただし、12月にふるさと納税をした場合、特に年末近くにふるさと納税をした場合だと、ワンストップ特例申請書の到着を待っていると提出が間に合わない可能性があります。
でも、申請書が受け取れないと提出できないんじゃない?
と思った方。心配ありません。
申請書は総務省のホームページからダウンロードして、印刷することができます。
(返送先の住所は別途、自治体のHPで確認しましょう)
また、さとふるならアプリとマイナンバーカードを使ってワンストップ特例の申請がオンラインでも可能です。
このように、12月にふるさと納税をする際はワンストップ特例申請書の提出まで余裕がないこと、そのために余計な手間がかかる可能性があることを覚えておきましょう。
12月ふるさと納税をするデメリット
- ワンストップ特例申請書の提出まで余裕がない。
- 自治体からの申請書の到着を待っている時間がなく、自分で用意する必要があることも。
- 最悪の場合、提出に間に合わなくなる可能性も
→その場合は確定申告が必要でさらに手間が増える。
人気の返礼品は品切れの場合も
12月にふるさと納税をするもう1つのデメリットは、欲しかった返礼品が品切れになっている可能性があることです。
12月になると在庫切れとなっている返礼品をたびたび見かけます。
自治体が返礼品数に制限を設けている場合、旬のもの等もともと一年の特定の期間しか受け付けていない場合など、12月だと頼むことのできない返礼品があります。
欲しいと思っていた返礼品がない!
12月は他の月と比べてそんな可能性が高くなります。
これも12月にふるさと納税をするときの注意点として覚えておきましょう。
まとめ 〜ふるさと納税はいつすべき?
今回は12月にふるさと納税をするメリット・デメリットを紹介しました。
では、いつふるさと納税をするのがよいのでしょうか?
個人的には次の2段構えがベストだと思っています。
- 年収を少なめに見積もって計算した上限額の8割程度のふるさと納税を11月頃までに完了
- 源泉徴収票をもらった後に上限額を最終確認し、12月に1〜2自治体にふるさと納税を行う
ワンストップ特例申請書を出し忘れること。提出期限に遅れること。
これがふるさと納税で一番やってはいけないことです。
特に12月はただでさえ忙しいタイミング。
忙しさのあまり、ワンストップ特例申請書の出し忘れだけはしないように、前倒しでできることはやっておきましょう!
でも、12月じゃないとポイント還元が少なくなってしまう!と心配な方は楽天ふるさと納税がオススメです!
楽天ふるさと納税なら、通常の楽天市場でのお買い物と同じように楽天ポイントがつきます。
お買い物マラソンやポイント◯倍デーも対象となりますので、ポイントがつきやすいタイミングを狙って寄付するのがお得ですので、ぜひ試してみてください!