会社でCopilotを使い始めて、しばらく経ちました。
といっても、私自身がAIをバリバリ使いこなしているかと言われると、まだまだ全然です。
ExcelやWordで使える回数にも制限があるし、使い方も限定的。
文章のたたき台を作ってもらったり、考えを整理したり、Excelで「こういう表を作りたい」と相談したり。数字のチェックをお願いすることもあります。
それでも、以前より少し効率が上がったことは間違いないと思います。
便利だけど、まだ「何でもできる」わけではない

AIに相談すると、自分だけではなかなか進まなかった作業が前に進むことがあります。
ゼロから文章を考えるより、まずたたき台を出してもらったほうが早い。
Excelでやりたいことを言葉にしてみると、「こんな関数を使えばいいのか」と気づくこともある。
もちろん、出てきた答えをそのまま使えるわけではありません。
数字は間違っていないか確認が必要だし、文章も自分の意図とずれていないか見なければいけない。
それでも、「考え始めるハードル」を下げてくれる存在としてはかなり助かっています。
アウトプットの質が劇的に変わったとまでは言えないけれど、少し上がったかな?と感じる場面はあります。
もっとAIを活用している人から見たら、私の使い方なんて入り口にも立っていないのかもしれません。
ただ、仕事でAIを活用するには、個人のやる気やスキルだけではどうにもならない部分も大きいなと感じています。
会社で使うAIは、個人だけの問題ではない
個人で使うAIなら、思いついたときにすぐ試せます。
でも、仕事となると話は別です。
社内の情報をどこまで入力していいのか。
どんなツールを使っていいのか。
出てきた回答をどう扱うのか。
情報漏えいの観点から、個人契約のAIを仕事で気軽に使うことはできません。
私の会社でも、AIを拒否しているわけではありません。
むしろ「これから活用していこう」という雰囲気はあります。
ただ、会社としてどこまで使うのか、誰にどんな環境を用意するのか、まだ判断が難しい段階なのだと思います。
AIツールを導入すれば、すべての仕事がうまくいくわけではない。
一方で、AIに頼ると自分で考えなくなって成長できないのでは、という意見もあります。
人によってITやAIへの得意・不得意も違うし、部署ごとに必要な使い方も違います。
まずは限定した部署や業務で試せばいいのでは?と思うこともあります。
でも、そのためにはシステム部門の管理工数や負担も増えてしまいます。
個別対応を増やすより、全社単位で導入したほうが管理しやすい。
そう考えると、慎重になるのも当然なのかもしれません。
AIは便利だけれど、会社で使うとなると「ツールを入れる」だけでは終わらないんですよね。
AIを使える会社と、そうでない会社の差は広がりそう

私が勤めているのは商社です。
営業という仕事が近いうちになくなるとは思っていません。
人と人の関係づくりや、相手の状況を見ながら進めること、イレギュラーへの対応など、人が担う部分はこれからも大きいはずです。
それでも、資料作成や情報収集、数字の確認、定型的な処理など、AIが役立つ場面は確実に増えていくと思います。
同じ人数、同じ時間で働くなら、AIをうまく使える会社のほうが、できることは増えるはず。
AIを活用できる会社と、そうでない会社。
その差は、これから少しずつ大きくなっていくのではないかなと思っています。
工場でも、AIとロボットが作業をする未来は現実味を増しています。
最初は大企業や大きな工場から始まるのかもしれません。
でもロボットの価格が下がって普及すれば、今は人がやっている仕事の多くが置き換わることもありそうです。
本当に必要とされるのは、AIを作る人、使いこなす人、管理する人だけになっていくのかな……と、同僚と話していて少し怖くなりました。
息子が働く頃、世の中はどうなっているんだろう

AI活用が進む未来を考えると、気になるのは息子のこと。
息子が社会に出る頃には、今とはまったく違う働き方になっているかもしれない。
ホワイトカラーの新卒向けの仕事はAIに取られていく、と言われることもあります。
実際に新卒を減らして、『かつて新卒がしていた作業はAIに、採用するのは即戦力のみ』に切り替えつつある企業の新聞記事を読んだことがあります。
新卒を採用して、時間をかけて育てていくという日本の雇用の仕組みも、変わっていく可能性が高そうです。
そうなると、大学へ行く意味は?
早くから専門的なスキルや技術を身につけたほうが有利なのでは?
大学受験を見据えた中学受験も、本当に今までと同じように考えていいのかな?
考え始めると、答えはまったく出ません。
「いい大学にいって、大企業に入れば安泰」
私たちの世代でも、そこまで言い切れる時代ではありませんが、
息子たちが就職する頃には、さらに違う景色になっていそうです。
親である私たちの経験が、どこまで参考になるのかもわからない。
怖がりすぎず、変化についていきたい
社会がものすごいスピードで変わりそうで、正直少し怖いです。
未知のものは怖い。
子どもの将来に正解がないかもしれないと思うと、不安になります。
でも、怖がってAIを遠ざけても仕方がない。
今の私にできるのは、まず仕事のなかで少しずつ使ってみること。
わからないことがあれば調べて、自分の仕事に使える部分を探してみること。
そして、子どもにも「今ある正解」だけを押しつけず、変化に対応できる力をつけてほしいと思います。
どんなスキルが必要になるのかは、まだよくわかりません。
ただ、学び続けること。
新しいものを必要以上に怖がらないこと。
自分で考えながら、必要なら誰かやAIの力も借りること。
そんな柔軟さは、これからますます大事になる気がしています。
私自身も、変化についていける人でいたいです。



