我が家にホットクックがやってきて、約3週間が経ちました。
購入後、毎日のように使用しており(実験的使用も含みます)、多い日には3回使用することもあります。
そのため、鍋やフライパンの使用頻度が激減しています。コンロの上が定位置だったフライパンをちゃんと収納してしまったほど、ホットクックをヘビロテしています。
ホットクックは便利だと聞くけど、「美味しくない」とか「買ったけど使わなくなった」という口コミも多いよね。
ホットクックはとても便利な道具ですが、使い方や目的によってはイマイチと感じてしまう方もいるかもしれません。
購入後の「こんなはずではなかった!」を防ぐために、この記事を参考にしてもらえると嬉しいです。
今回の記事はこんな方におすすめです。
・ホットクックの購入を検討している方
・ホットクックを使用してみたけど、イマイチだったと感じている方
・ホットクックって聞いたことあるけど、何ができるの?と思っている方
✳️ホットクック以外の時短家電が気になる方は、こちら⏬もご覧ください。
「共働き・子育て世代におすすめ!時短家電 3種の神器(ドラム式洗濯乾燥機、ロボット掃除機、食洗機)のメリット・デメリット」
調理の手間を削減=ホットクックの”できること”
まずは、ホットクックがどういう家電で、何ができるのかを紹介したいと思います。
あわせて注意点も紹介しますので、買った後の「こんなはずではなかった…」を防ぐためにもぜひご覧ください。
加熱中にほったらかしにできる
ホットクックの1番の特徴は、鍋に材料と調味料を入れてスタートボタンを押したら、完成までほったらかしにできることです。
フライパンや鍋だと、調理中はコンロから離れられない…。
加熱時間がフリーになるのは嬉しい時短ポイント!
ホットクックだと、途中で火加減を確認する必要がありません。
スタートボタンを押した後は、他の調理に集中するもよし。キッチンを離れて他のことをするもよし。外出するもよし。
加熱中に他のことができることが最大の時短ポイントです。
ただし、よくある勘違いがこれです。
似たような家電で電気圧力鍋があります。家電量販店でも同じような場所に売られていますので、勘違いする方がいらっしゃるようです。
ホットクックは自動調理機なので、圧力鍋のように短時間で調理が完成するものではありません。例えば「無水カレー」は1時間ちょっとかかりますし、「肉じゃが」も約40分かかります。
予約調理ができる
ホットクックの特徴の一つに予約調理があります。朝出かける前に、食材と調味料を鍋に入れ、出来上がり時間を設定して予約しておけば、帰宅時には夕食が出来上がっています。
朝から食材を入れておいて、衛生的に大丈夫なの?
特に夏場なんか心配。
衛生面で不安に思われる方もいるかもしれませんが、心配無用です。
ホットクックは最初に食品を加熱し、食品が腐敗しやすい温度帯を避け、仕上がり時間まで適温をキープしています。
予約調理にも注意点があります。
食材や調理方法によって、予約調理が向かない料理もありますので事前の確認が必要です。
主なメニューでの予約可否は⏬の通りです。
予約可能 | 予約不可 |
---|---|
カレー 豚の角煮 筑前煮 おでん 味噌汁 | 肉じゃが 白菜と豚バラの重ね煮 ひじきの煮物 低温調理(サラダチキン、ローストビーフ) |
冷凍保存していた食材をそのまま投入可能=解凍の時間と手間を削減
ホットクックは、冷凍食材をそのまま投入可能です。
冷凍保存してあった野菜やシーフードミックスは冷凍庫から出して、解凍せずそのままホットクックに投入できます。
冷凍してある食材を入れた場合、調理時間が少し増えますが、その点もホットクックが自動で調整してくれますので心配はありません。
つまり、こんな状態⏬の肉は事前に解凍が必要です。
私も一度、ほぐれていない凍った状態の肉を投入してみたことがありますが、調理時間が残り5分から進まなくなってしまいました。一旦蓋を開けてみると、肉が固まった状態のままになっており、肉に火が通っていない状態でした。肉をほぐし、再スタートするとスムーズに完成しました。
凍らせた肉を投入する場合は、事前に解凍しておいた方がベターです。
※終了前に蓋を開けて一旦混ぜてほぐせば、問題ないと思いますが、完成までほったらかしができなくなってしまいます
WiFi接続でメニューの追加が可能
初期状態でのメニューは、2.4Lサイズで155種類、1.6Lサイズ142種類、登録されています。
これだけでも豊富なメニュー数ですが、WiFi接続でメニューをダウンロードし、追加することができます。
メニューにないものを作りたいときは、材料や調理方法が似ている他の料理の自動調理メニューを使って調理することもできます。
自動調理だけでなく、手動調理(煮る、炒めるなどの調理方法と時間を手動で設定する方法)もありますので、どんな料理にも対応できます。
色々工夫できるのがホットクックのいいところであることは間違いありませんが…
調理方法が似ている他のメニューってどれを選べばいいの?
手動調理のときの調理時間がわからない…
あまり料理に慣れていない方は登録メニュー以外を作ろうと思うとハードルが高いと感じるかもしれません。
でも、使っているうちに段々慣れてくるよ
インターネットでレシピを検索しながら、色々試しながら使うのも楽しい!
お手入れは簡単=片付けにかかる時間を削減
調理後、取り外して洗う必要があるパーツは下記⏬の通りです。
食洗機があれば、内釜以外のパーツは食洗機に入れるだけなのでとっても楽ちんです。
※まぜ技ユニットは広げた状態で、食洗機に入れないと汚れが落ちないので、意外と食洗機内の場所をとります。
それぞれのパーツの取り外しも簡単です。
内釜もフッ素コート加工がされており、焦げ付いたり、食材がこびりつくこともなく、簡単に洗えます。
ただし、注意点が一つ。
現在、旧型のホットクックに対応しているフッ素コートの内釜も販売されています。
予算の関係で、旧型のホットクックを検討されていた方もいらっしゃると思います。
内釜のお手入れのしやすさの違いは使い勝手に大きく影響すると思いますので、その点を考慮してぜひ検討してみてください。
料理の手間を削減するための時短ポイント
ここまでで、ホットクックの特徴を紹介しました。
ホットクックの”できること”=調理の手間の削減のためのポイントをまとめます。
買って後悔しないために、ホットクックの悪い口コミを事前に確認
次にホットクックのデメリットを確認します。
ホットクックは決して安い買い物ではありませんので、マイナスの口コミ・デメリットを理解した上で購入を検討していただきたいと思います。
悪い評判① 場所をとる?
これは事実です。我が家の2.4Lサイズは、5合炊きの炊飯器より場所をとっているイメージです。
実際の大きさは下記⏬の通りです。
2.4L | 幅395mm×奥行305mm×高さ249mm |
1.6L | 幅364mm×奥行283mm×高さ232mm |
置き場所がないからと1.6Lを選ぶ方が多いですよ。
確かに結構大きいですからね。
我が家では、ホットクック導入にあたって、キッチンに棚を追加しました。
場所をとるだけに、あらかじめどこに置くか事前に確認して決めておく必要があります。
調理中湯気が出ますので、それも考慮して置き場所を確保しましょう!
悪い評判② 美味しくない?
公式レシピブックが美味しくないという口コミもあります。
ホットクックは基本的に無水調理を行うため、料理酒の量が多いのが原因ではないかと思われます。
公式レシピブックが美味しくなかったら、適当に調味料を入れるしかないの?と不安に思われる方もいらっしゃると思います。
無水調理だし、レシピ通りにやらないと失敗するかも。
そんな方は、ストウブなど他の無水鍋を使ったレシピを参考にしてみてください。
「ストウブ 料理名 レシピ」で検索すれば色んなレシピを確認できます。
悪い評判③ 炒め物がイマイチ?
ホットクックは、
「煮る」「茹でる」「無水調理」「低温調理」「蒸す」「炒める」「ケーキを焼く」「ご飯を炊く」
ができる多機能調理家電です。
多機能ですが、やはりその中でも得意・不得意があります。
「煮る」「無水調理」は得意分野です。
一方で「炒める」はどちらかというと苦手な機能になってしまいます。
私も何度か「炒める」機能は試してみました。
決して「美味しくない」ことはありません。
味は悪くないけど、炒め物ではないかな?
どうしても野菜の水分が出て、フライパンで炒めたような炒め物にはならない。
でも、フライパンで炒める時のように、ずっと火のそばにいる必要はありません。
ホットクックの便利さをとるか、フライパンの味をとるか。
好みやライフスタイル、その時の状況によって臨機応変に使用するのがベストだと思います。
まとめ 〜ホットクックで時短をするためのポイント
今回は、ホットクックの特徴(メリット)とデメリットをご紹介しました。
ホットクックはうまく使えば時短もでき、料理のレパートリーも広がるとても便利な家電です。
そんなホットクックを最大限に活用して、時短を実現するために大事なポイントをまとめます。
✅ ほったらかしにできる加熱の時間をどう利用するか
✅ 内側はフッ素コート加工にして、片付けの手間を最小限に
✅ ホットクックの得意不得意を理解して、自分にあった使い方をする
便利家電をうまく利用して、より良い生活を目指しましょう。
今回の記事が、ホットクックの購入を考えている方やホットクックを使ってみたい方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
ホットクック以外の時短家電(3種の神器)について知りたい方はこちら⏬もどうぞ。