【子宮頸がん 闘病記】 〜入院前最終外来と術式の最終決断。子宮を残すか?摘出するか?

引き続き、前回の続きからお伝えしていきたいと思います。

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入院前最終外来、ミッションは?

2/3に検査がすべて終わりましたので、入院前に必要な外来はあと1回となりました。最終外来は、入院1週間前の2/17です。

ステイジング

この大学病院では、がんの進行度(ステージ)を決められるのは診療部長の教授のみとのことで診療部長の診察が必須のようです。

簡単に内診と問診を終え…。

手術で取らなければいけないものですね。

担当の先生にしっかり処置してもらいましょう。

ー終了。

あれ? 結局ステージは?

。。。手術後の病理結果が出ないとステージ言わない方針? 

まぁ、いいか。

と、さらっと終わりました。

PCR検査

このご時世、必須の検査です。
わたしの状況だと、もし陽性になってしまった場合は、入院延期で手術はリスケジュールになるとのことでした。
(本当に緊急の場合、スタッフ全員完全防護服で手術をしたこともあったそうです)

鼻に棒を突っ込むインフルエンザと同じスタイルでの検査でした。

陰性なら病院からは連絡なし。陽性の場合のみ前日までに連絡があるそうです。

看護面談

看護師さんから、入院の準備や入院中の注意点について、お話がありました。入院中の持ち物については退院してから、準備してよかったもの・あればよかったものをまとめて別記事で紹介しようと思います。

最後に主治医の先生と話をして、本日の婦人科での診察関連は完了です。

自己血採血

最後に行ったのが、自己血の採血です。
手術のときに輸血が必要になった場合、自分の血液を使用するため、事前に貯めておく必要があるとのことです。

献血と同じ400mlの貯血とのこと。
採血約10分、生理食塩水を点滴して10分、諸々の準備・片付けで約30分程度で終了しました。

この日の診察は午前中いっぱいで終了、会計は2000円弱でした。

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いざ、入院

入院は手術2日前からの2/23から。
(PCR検査も無事陰性だったようです)

この日は祝日だったので、休診日の入院受付へ。
本来は入院受付で「レンタルパジャマ・タオル」の申し込みをするのですが、休診日なので、休診日は病棟での対応とのことでした。
受付が済んだら、病棟がある9階へ向かいました。

コロナ禍の病院対応は…。

入院当時は、関東1都3県はまだ緊急事態宣言中。
緊急事態宣言が解除されたら状況が変わるのかはわかりませんが、わたしの入院時は⏬のような状況でした。

  • 面会禁止(荷物受け取りは1回受付で15:00~17:00の間のみ。荷物の引き取りは宅配便でのみ可能)
  • 手術の立ち会い禁止(本来は手術日は家族の立ち合いが必要とのことですが、現在は基本的に手術終了後家族への電話連絡です)
  • 入院患者は基本病棟内のみにいること(ラウンジや病院内のコンビニは外来患者がいない朝8時までと夕方17時以降、必要な場合のみ)

複数人部屋の場合、電話はラウンジでのみOKなので、電話もラウンジに出れる時間のみです。
色々不便でしたが、面会禁止については、特に手術直後は逆にありがたいものでした。

家族は手術直後こそ、来たかっただろうけど…。

こっちは家族にかまってられないほど、しんどかった。

 

励ましがあったら心持ちが違ったのかもしれないけど…

見てて家族も辛いだろうし、いない方が気持ちも楽だったかも

 

 

入院中、手術前のミッションは…

早速、血圧・体重・身長を測り、病棟のオリエンテーションを受けました。

  • シャワーは事前予約制(1回30分)
  • ランドリーも予約制(洗濯乾燥で約2時間=500円)

そして、手術前に入院中にやったことは、「下剤を飲むこと」です。それ以外の時間は、麻酔科の先生や薬剤師さんの問診もありましたが、自由時間でした。

入院日当日の10時と15時にそれぞれ1回、入院2日目(入院翌日)の10時に一回。
手術に向けて腸の中を綺麗にします。

10時に飲んだ下剤は、甘い液体(20~30mlくらい)でこれを200~300mlの水で割って飲むもの。甘ったるい味です。

15時に飲んだ下剤は、粉末(50g)を水に溶かして飲むもの。スポーツドリンクみたいな味でした。水分をあまり飲まない人にとっては結構苦しい量だと思います。

また、入院すると「担当医」という先生がつきました。
外来は全て主治医の先生でしたし、手術に執刀するのも主治医の先生ですが、入院中の様子は主にこの担当医の先生が見てくれました。
大学病院ならではの制度なのでしょうか。
もちろん、手術自体にも担当医の先生は立ち会われます。

まぁ、主治医の先生があれだけの人数の外来こなして、数時間の手術も何件もやってたら、全部1人で管理するなんてできないよなぁ。

ちなみに主治医の先生も1日1回、様子を見に来てくれました。

また、食事ですが、「腸注食」と呼ばれる手術前の食事です。

おかゆと具なしのスープとおかず(豆腐 or 煮魚 or 茹で卵)です。

正直、量も少ないので食べた気もしないですし、美味しくはないです。

そして、手術前日の21時からは絶食。手術当日の朝6時半から絶飲食でした。

手術前に決めなくてはいけないこと

子宮頸がんの標準的な治療は、「広汎子宮全摘術」(子宮を全摘する手術)です。
当然、子宮を摘出してしまったら、将来子供を産むことはできません。
がんの大きさなど一定の要件を満たし、将来妊娠を希望する人は子宮を残す手術「広汎子宮頸部全摘術」を選択することができます。

幸運にも、わたしは子宮を残す手術が適用可能でしたが、手術を前にして子宮を残すか摘出するかを決定する必要がありました。

子宮を残すかどうするか

最終的に…

子宮を全摘する。

ことに決め、入院当日に主治医の先生に伝えました。

これが絶対的な理由というのはないのですが、その理由もお伝えしたいと思います。

理由①

自然妊娠の可能性が低いこと


1人目が生まれた後、夫とは2人目は欲しいけど、不妊治療をしてまではいいかなぁと話していたことがあります。それで2人目はできればいいし、できなければそれでもいいかなと。

元々、「広汎子宮頸部全摘術」の説明を聞いたとき…。

妊娠を希望する人の妊娠率 = 約5割 って結構高い

と思った一方で

自然妊娠した人の確率 = 約3割 ってやっぱり低い

と思いました。
年齢的にもどんどん自然妊娠は難しくなるだろうし…。

手術後の不妊治療は基本的に「体外受精」とのこと。
仕事と不妊治療の両立も厳しいだろうし、金銭的にも。

改めて、そこまでしてもう1人子供が欲しいだろうかと考えてしまいました。

理由②

手術後の通院が大変なこと

子宮を残した場合、子宮を全摘した場合よりも退院後の通院が増えます。

  • 子宮と膣の接合がしっかりされているか確認が必要
  • 生理の再開の確認が必要

子宮を全摘する場合は、傷が落ち着いていたらそれで問題ないとのこと。

この大学病院も家や職場から近いわけではないので、退院後に負担がかかるということもわたしにとってはマイナスでした。

理由③

少しでも再発リスクを下げたい

元々の説明では、子宮を残しても残さなくても実績として再発の確率は変わらないと説明を受けていました。

そうなんだろうと頭では理解しつつも、少しでも再発リスクを下げたいという思いが強くありました。
それも、最初の外来診察の際に主治医の先生から

がんの治療はいかに再発を防ぐ治療を最初に選ぶかが大事。

再発したら、また手術したらいいじゃないかという簡単な話ではない。

 

再発したら、何年も元気ではいられない。

と言われたことが、強く印象に残っています。

再発リスクを考慮しているから、子宮を残す手術は誰でもできるわけではなく、厳しく条件を設けていることも理解していました。

最終的には、わたしの気持ちの問題だったかなと思います。

決めるまでの葛藤…

子宮を残すかどうするか。考えておいてくださいと言われた時点で、わたしは全摘するとほぼ決めていました。

でも…。

息子に兄弟を作ってあげたほうがいいよな

とか

息子より小さい赤ちゃんがテレビに写ると…
小さいな。かわいいな。もう1回赤ちゃん産みたいかも

とか

夫ももう1人、子供がいたほうが嬉しいよな

と、思ってしまいました。

でも一方で、「子供1人だけ」と決めてしまえば、今後生きやすくなるよなとも思いました。

もう1人子供を作る場合、正直手術後何年かかるかわかりません。
最終的にできない可能性も当然あります。
手術後、妊娠すると流産・早産の可能性も高くなります。妊娠した時のことを考えて、妊娠するまでは特に仕事関連は無意識にセーブしてしまうだろう、と感じていました。

通常の「2人目タイミング問題」も同じような側面があるかなと思います。

・教育費も息子1人に集中投資可能。今の時点で計画が立てやすい。

・今後の働き方を考えた時に、妊娠・出産によるブランクがないから選択肢が広がる!

最終的には、「前向き」に選択できたと思っています。
もし、同じ状況の方の選択の参考になれば嬉しいです。

次回は、手術と術後のお話をしようと思います。

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