今年に入ってから、寝る前に本を読むようになりました。
元々本を読むのは好きだったのですが、今まではちょっとした空き時間があってもあまり本を読む気にならず、しばらく読書から遠ざかっていた気がします。
何がきっかけか忘れてしまいましたが、息子の寝かしつけの間の数十分、ほぼ毎日本を読んでします。
(息子は寝るときに電気が消えているのを嫌がるので、電気をつけたまま寝かしつけをしています)
その影響で本もよく買うようになってきました。
そのおかげで本を買うときのマイルールも固まってきました。
本の買い方 マイルール

最近、本を買うときは基本的に
- 小説などのエンタメ系 → 電子書籍
- 仕事関係や子育てなどの為になる系 → 紙の本
の基準で購入しています。
小説に関していえば、特に好きな作家の本は繰り返し読むことが多いので、ずっと手元に残しておきたいというのが大きい理由です。
(本は結構場所をとりますからね)
仕事関係や子育てに関するタメになる系の本は、紙の本の方がメリットがあるなと思っています。
タメになる系の本は読み返すにしても、一部だけのことが多く、その場合は電子書籍より紙の本の方が目的のページを見つけるのが簡単ですし、あっちにいったりこっちにいったりしながら見るのも紙の本が便利です。
(私のKindleがまあまあ年季が入っており、挙動が遅いということもありますが)
読み終わったら、何度も読み返すという本も私の場合はあまり多くありません。
その場合はすぐにメルカリに出品します。
本屋さんで平置きになって売られているような本であれば、結構すぐに売れます。
(特に子育て系の本は本屋さんで見かけて、「この本読んでみたいな」と思って買うことが多いので)
本は梱包などの手間もそこまでかかりませんし、1冊500円以上の利益が出ることが多いです。
なので、紙の本を買ってメルカリ出品が一番いいサイクルかなと思っています。
最近、読んだ本たち
最近読んだ本を記録も兼ねて、一部紹介したいなと思います。
科学的根拠(エビデンス)で子育て――教育経済学の最前線
子育てとか教育とかって、エビデンスが少ないものと私は思ってきました。
関連する要素が多過ぎて、どれが影響しているのか明確に特定できない、とか
結局、個人差が大きい、とか
と考えていましたので、タイトルを見て意外だなと思い、手に取りました。
そんな本著のなかで、一番印象に残ったのが、
やり抜く力を持っている人は、「成長マインドセット」を持っている
という点でした。
成長マインドセットとは「努力することで自分の能力を向上させることができると信じること」だそうです。
親が子どもに対して「この子はやればできるんだ」という成長マインドセットを持つことで、一緒にいる時間の質を高め、子どもの能力を高めることに成功したという研究があること。
励まし方や褒め方でマインドセットを変え、やり抜く力が向上した研究結果があること。
今まであんまり意識したことのない考え方だったので、とても印象に残っています。
最近よく耳にする「非認知能力」というと、範囲が広くどうしても抽象的な印象を受けるのですが、「やり抜く力」と特定されていると、納得感も高かったです。
仕事は楽しいかね?[新版]
こちらの本も本屋さんでタイトルを見て読んでみたいと思い、衝動買いした本です。
物語形式の自己啓発本で、サラッと読むことができました。
目標を立てて、それに向かって努力する
仕事においても、他のことにおいても基本中の基本だと思っていたことを覆す内容になっています。
- 試すことに失敗はない
- 達成とは、あるべき状態よりさらに良い状態になること
- 成功とは右ならえをしないこと
最初は抽象的で言ってることはわからなくもないけど…と感じますが、コカ・コーラやリーバイスなど具体的な例もあり、徐々に腑に落ちてきます。
こういう考え方はぜひ実行していきたいなと感じる一方で、言葉でサラッと表現されていますが、実現するのはかなり難しいなとも感じました。
だからこそ、成功者というのは世の中に一握りの人しかいないんでしょうね。
自分から学べる子になる 戦略的ほったらかし教育
子育てについて、放任と干渉のバランスが難しいなと常に感じている中で、「戦略的ほったらかし」という魅力的なワードに惹かれ、手に取った一冊です。
筆者のお子さんたちはそれぞれが自分でやりたいことを見つけて、楽しくチャレンジを続けているという紹介をみて、とても素敵だなと感じました。
この本で印象に残っているのは「人間は自分で発達の段階を登る力を備えている」ということです。
発達段階に応じて体験段階を広げていくことが大事で、与えすぎないことも重要。
「準備ができた段階で自然と動き出す」という言葉には大人が勝手に先回りする必要はないんだという勇気をもらえたなと感じています。
また、この本の中で試してみたいなと思ったのが「天才ノート」です。
子どもの関心のあること・好きなテーマを探し、ノートに親が問題を設定、子供がその問題を解いたら誉めるという流れです。
この関心あることや好きなテーマは勉強系に限る必要はないとのこと。
ゲームでもアニメでも本当になんでもいいと。
子どもの「好き」を承認することで、主体的に学びを進めて探究心を育てることができるそうです。
最初は「ほったらかし」という言葉に惹かれたのですが、子どもの興味を引き出すために親の工夫や子どもに対してのより深い理解が必要なのでむしろ親のやるべきことは多いのかなと感じました。
とはいえ、最終的にたぶんこの方法が身につけば、理想的なほったらかし教育ができると思うので、真似できるところは真似したいなと思っています。
読書の目標…

読書に目標なんて立てるものではないかなと思うのですが…
これからも興味があるな。読んでみたいなと思った本に出会ったときは、迷わず読んでみようと思います。
今年2025年は年初から数えて、小説も含めて26冊読んでしました。
読書欲はまだまだおさまっていません。
暑くて出かけるのも億劫な季節です。
涼しい室内やカフェでゆっくり読書を楽しみたいなと思います。