2024年から新NISAが始まりましたね。
今まで、一般NISAとつみたてNISAに分かれていたNISAが2024年から1本化されました。
今までのNISAとの大きな違いは
- 非課税保有期間が無期限
- 年間投資上限が360万円(うち、成長投資枠=240万円、つみたて投資枠=120万円)
- 生涯投資枠が1800万円
- 売却したら枠が復活。再利用可能。
長期保有で複利効果を狙っている我が家にとってはとてもありがたい新NISA。
今後、我が家でどう活用していくか計画を立ててみました。
よその家でどんなふうにNISAを活用しているか気になる方はぜひご覧ください。
我が家の新NISA投資計画
私はお金に関する計画を考えるのは好きなので、新NISAの概要が発表されてから、どうしようかなぁと色々考えてきました。
結論としては、今までとあまり変わりはなかったのですが…。
我が家の投資計画は次の通りです!
今までの投資状況
2023年までの我が家の投資状況は次の通りです。
- つみたてNISA 満額 夫婦2人分
- クレジットカード投資 夫:16,667円/月
妻:50,000円/月 - 米国ETF (VYM) 約5万円/月
- ジュニアNISA (VT) 満額
- ボーナスが出たら支給額と使用予定に応じて、20〜50万円/年
この他にも少しだけ国内の個別株を保有しています。
2024年以降 の投資計画
2024年以降はまず新NISAの枠を埋めることを第一に考えていきます。
新規購入分
新規で購入する分は、すべて新NISAの枠を使って購入する予定です。
- 旧つみたてNISAでの投資銘柄
◇ eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
◇ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
◇ eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
クレジットカード投資の上限5万円/月✖️2人分 - ボーナス分
今まで通り、支給額や使用予定に合わせてeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を購入 - 米国ETF(VYM)
毎月約5万円を投資予定
基本的には今までとあまり変更ありません。
今年からジュニアNISAでの購入がなくなった分、ボーナスで投資信託に回せる金額が増やせるかなと想定しています。
売却して、新NISAで再購入する分
現在、特定口座で保有してる投資信託(主にeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))は売却して、新NISA枠で再購入する予定です。
買い替えが終えるまで数年は年間投資枠の上限いっぱいの購入になります。
そのまま特定口座で保有を継続する分
新NISAが始まっても一部の資産は新NISAに移さず、そのまま特定口座で保有することにしました。
- 米国ETF(VYM)
当初は新NISAの枠を少しでも早く埋めるために、特定口座のVYMも売却して新NISA枠で再購入しようと考えていました。
でも、色々調べると分配金がもらえる高配当ETFは新NISAにおいて効率が悪いことを知りました。
現時点で分配金は全て再投資していますが、どこかのタイミングで分配金は再投資せず使っていこうと思っています。
なので、分配金がもらえるETFの投資も継続はしたい。
でもNISA枠はなるべく早くうめたい。
ということで、VYMについては新規購入分=NISA枠、特定口座の分=そのまま という折衷案を採用することにしました。
- 個別株
個別株の多くは優待目的です。
優待は保有期間が長くなると条件が良くなるものも多いです。
もし新NISA枠で再購入すると、保有期間がリセットされてしまうので個別株についてもそのまま特定口座で保有することにしました。
- 旧つみたてNISAは非課税期間が終了するまでそのまま保有
- ジュニアNISAも教育費等の使用タイミングまでそのまま保有
新NISA 〜より効率の良い投資方法とは?
新NISAの概要が発表されて以降、SNSやインターネット上でも「新NISAはこう活用しよう」という情報が様々展開されていましたので、色々目を通していました。
とはいえ、私は
非課税枠も増えて、非課税期間も無期限になってラッキー
新NISAだからといって、何か変える必要はないよね
と思っていました。
ですが、様々ある新NISA関連の情報の中で気になったのが、「新NISAで高配当株投資はNG」という内容でした。
私もアメリカの高配当ETFを購入していたので、この中身はとても気になり、調べたところ、
一部、新NISA投資の計画変更を検討することになりました。
分配金再投資
「新NISAで高配当株投資はNG」とは、つまり分配金を再投資する場合、新NISAの枠を消費することになり非効率ということでした。
新NISAで最も効率よく投資できるのは、分配金(配当金)を投資家に還元せず自動で再投資する投資信託です。
なぜなら、NISA枠を消費せずに効率よく複利効果を得られるからです。
言葉だけではわかりにくいと思うので、数字を使って例を上げてみてみたいと思います。
ⅰ.分配金 支払いなしの場合
分配金が毎年5%発生する投資信託を1万円購入したとします。
分配金は発生しますが、投資家には還元されず自動で再投資される商品です。
投資元本とNISA枠の推移は下記の通りとなります。
投資元本 | 分配金(自動で再投資) | 追加 新規購入金額 | NISA枠 | |
---|---|---|---|---|
1年目 | 10,000円 | 500円 | 0円 | 10,000円 |
2年目 | 10,500円 | 525円 | 0円 | 10,000円 |
3年目 | 11,025円 | 551円 | 0円 | 10,000円 |
投資元本は増えて含み益がありますが、NISA枠は最初に投資した10,000円から増加がないことです。
ⅱ.分配金 支払いありの場合
今度は分配金ありの場合を考えてみます。
同じように分配金が毎年5%発生するETFを購入したとします。
前回と異なるのは分配金は自動で再投資されず、投資家に現金で還元されます。
もし、分配金を再投資したい場合は受け取った現金で再度同じ商品を購入する必要があります。
投資元本 | 分配金(自動で再投資) | 追加 新規購入金額 | NISA枠 | |
---|---|---|---|---|
1年目 | 10,000円 | 500円 | 500円 | 10,000円 |
2年目 | 10,500円 | 525円 | 525円 | 10,500円 |
3年目 | 11,025円 | 551円 | 551円 | 11,025円 |
分配金なしとの違いは、投資元本の増加と同じようにNISA枠も増加していることです。
今回の比較は金額も小さく、期間も短いため、大した差がないように思えますが、金額が大きくなると影響は大きくなります。
分配金なしの方が効率のいい場合
分配金あり、なしの違いは使用するNISA枠の増加があるかないかです。
分配金なしの方がより少ないNISA枠で元本が増えるので効率が良くなります。
でも、これは新NISAをする全ての人が気にしなければいけないことなのでしょうか?
答えはNOです。
次の方は特に気にする必要はありません!
- 分配金を受け取っても再投資に回さない方
- NISA枠1800万円すべてを使い切る予定のない方
我が家も決して1800万円を最短で埋める財力はないため、高配当ETFの新規購入についてはNISA枠内で購入することとしました。
まとめ
私たちのように少しずつ積み立てて、長期投資をしていきたいと考えている人たちにとって、新NISAは本当に神制度です。
当面、我が家ではNISA枠を埋めることを目標にコツコツ投資していきたいと考えています。
今の計画では新NISAの枠を夫婦2人分、埋めるのに約12年かかる予定です。
ただ、どこかでギアを上げて10年を目標に枠を埋められたらなぁとも思っています。
ただ、投資は貯蓄と違って右肩上がりで資産が増え続けるわけではないので…。
無理せず、楽しんで投資を続けていきたいと思っています。
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