【おすすめ本】文章の書き方に悩んでる方へ 「新しい文章力の教室」

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皆さんは文章を書くのは得意ですか?

私は今こうやってブログを書いていますが、文章を書くのは決して得意ではありませんでした。
そんな私が文章力を上げたいと思い、読んだ本がこの本⏬でした。

「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング

この本にはすぐに自分のライティングに反映できるポイントが多く、学びが多い内容でした。

今回はおすすめ書籍「新しい文章力の教室」を紹介し、文章力を上げるポイントをお伝えしたいと思います。

今回の記事はこんな方におすすめです。

・文章を書くことに苦手意識がある方

・完読される文章を書きたい方 

・新社会人の方 (文章力は社会人の基礎能力!)

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「新しい文章力の教室」の概要 

文章の書き方を指南してくれる作者はこんな方です。

「新しい文章力の教室」の作者は、唐木元さん。

ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」の元編集長です。
エンターテイメントの最新情報を届ける「ナタリー」は月3000本以上の記事を配信しています。ナタリーがそんな大量な記事を配信し続けることができるのは、なぜか。その理由が、作者の唐木さんが行っていたナタリー式トレーニングです。

ナタリー式トレーニングとは?

この本は、ニュースサイト「ナタリー」の新人記者のトレーニングが元になっています。職業ライターが無意識にやっている当たり前の思考プロセスが、この本では丁寧に説明されています。

良い文章とは…?

わかりやすい。伝えたいことが伝わる。間違いがない。など色々な回答があります。

この本は、「完読」される文章が良い文章として、「完読」される文章の書き方を指南しています。

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良い文章の書き方とは? 「新しい文章力の教室」の内容を紹介

文章を書く

ここから、「新しい文章力の教室」の内容を紹介します。わたしが特に勉強になったと感じた点について重点を置いて紹介していきます。

書く前の準備で文章が決まる

文章は突然、書き始めてはいけません。書く前の準備が大切です。

書く前に準備するものが「主眼と骨子」です。

まず「テーマ(主眼)」を決めて、「テーマ」のために「何を」「どれから」「どれくらい」書くかを、書き始める前に決めることが必要です。

特に「テーマ」は事実の羅列ではなく、オリジナルの切り口を設定することで、魅力的な文章に繋がります。例を出して、説明します。
※下記の例は本の中で紹介されているものではなく、私が考えたオリジナルの例です。

【名探偵コナンの劇場版 公開について】

テーマ① 「東映は、21年4月16日に全国の映画館で劇場版「名探偵コナン 緋色の弾丸』の上映をスタート」

→事実としては間違いではありませんが、事実の要約のみを述べており、オリジナリティがありません。

テーマ②「劇場版名探偵コナンが4月16日ついに公開。新型コロナウイルスの影響による1年の公開延期を経て」

→昨年映画が公開されず、1年越しの公開になったことに焦点を当てたテーマ

テーマ③「劇場版「名探偵コナン 緋色の弾丸」4月16日公開。毎年4月中旬に公開されており、今回で24作目」

→名探偵コナンがシリーズものとして、長期間続く人気作品であることに焦点を当てている

このようにテーマをどう設定するかによって、個性も出てきますし、後に続く文章の内容が大きく変わってきます。テーマ設定がいかに大事で、出来上がった文章にどれだけ影響を与えるかがよくわかります。

テーマを設定するときは、誰に向けた文章なのかも考えないと…。

読み返して、直す 

「読み返して、直す」基本的なことですが、私はついつい軽視しがちです。

本書の中では、「文書がうまくなっていく過程というのは、読み直しの連続の中に宿っています」と書かれています。読み直しは文章力のアップにとても重要な過程です。

中でも最初にチェックすべき最重要な点は、「重複」のチェック

重複はいくつものスケールがあり、あらゆるスケールでの重複に気づくアンテナが必要です。

重複はマルチスケール

✅ 単語レベル
✅ 文節レベル
✅ 文型レベル
✅ 段落レベル
✅ 記事レベル

重複があると文章が読みにくくなります。特にスケールの大きな重複は、読み手に「そこはかとない」疲労感を与えてしまい、文字量の割りに「長いなぁ」と思われる完読されない文章になってしまいます。

読者の負担を取り除く

この本の中では、「実用的な作文は、創作や芸術ではなく、サービス業と考えるべき」と述べられています。そのためには、読者の負担にならず、伝えたいことをすんなり理解してもらえるように文章を作る必要があります。

この章では、具体的な改善ポイントが紹介されています。その中から私が特に気をつけたいと思ったポイントを一部紹介します。

✔️接続詞を見つけたら、まず削れないかチェック

 →削って意味が通じるなら、それは構成への自信のなさの現れ。削ってOK。

  削って意味が通じないなら、接続詞で強引に繋げようとしている可能性あり。再考の必要あり。

✔️伝聞表現は説得力が弱くなる

 →他人から聞いたことを自分の言葉で語るのは厚かましいことだと理解した上で言い切る勇気を持つ。言い切れないなら、情報収集からやり直し。

※接続詞も伝聞表現もあえて使用するならOK。何となく使っている場合は要チェック。

読者に伝わる丁寧な文章にする

丁寧な言葉づかいでしっかり伝える。珍しい言葉や使い勝手のいいテクニックに頼りすぎると、読み手にとってスムーズに読めない文章になってしまい、「完読」の妨げになります。

本書の中では、文章を丁寧に品よくするための注意点が具体的に指摘されています。
ここでは、文章力向上のために特に気をつけたいと感じた点を紹介します。

✔️「〜できる」「〜れる」「〜可能だ」といった可能表現はなるべく避ける。

 ⇨これらの可能表現を使うと、工夫なしで文章が成り立ってしまい、安直な印象も与える。文章力向上のためには、なるべく減らすべきフレーズ。

✔️「こと」「もの」はイージー表現の代表格

 ⇨ ✖️「自分のことを理解することで、成長することができるようになる」

   ◎「自分を理解することで、成長できるようになる」

   「こと」「もの」を使わないで、他に適切な表現がないか考えるべき。    

まとめ 〜この本をおすすめしたい方

いかがでしたでしょうか?

「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」の内容の一部を紹介させていただきました。

今回ご紹介した内容は、本書のごく一部なので、この記事を読んで興味をもった方がいたら、ぜひご自身で読んでみることをおすすめします。

内容がとても具体的なので、すぐにライティングに反映させられるアドバイスも多いです。今、ブログやその他の文章を書いている方にはもちろんおすすめです。

また、第1章で書く前の準備として、「主眼」と「骨子」の設定方法が説明されています。この考え方は文章を書くときはもちろん、企画書を作るときやプレゼンをするときにも応用できます。新社会人の方は、社会人の基礎本として読んでみるのも良いと思います。

文章力を指南している本ですので、とても読みやすいこともこの本の特徴です。 

この本の内容が気になった方は、軽い気持ちで読んでみてはいかがでしょうか。

他にもおすすめの書籍を紹介しています。興味がある方は、⏬リンクからどうぞ。

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