休館直前のDIC川村記念美術館に行ってきました。

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昨年から美術館に興味が出てきて、そんなときに偶然見つけたDIC川村記念美術館

ちょっと遠いけれど、いつか行ってみたいなぁと思っていた矢先、
休館予定のニュースを目にしました。

これは!休館前に行かないと!

と、思っていましたが、休館直前のこのタイミングでようやく訪れることができました!

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DIC川村記念美術館

DIC川村記念美術館は千葉県佐倉市にある美術館で、DIC株式会社という化学メーカーが運営しています。

3万坪の庭園があるという点で、まず興味を持ちました。
私が最初に目にしたネット記事では、詳しいことは忘れてしまいましたが、ぜひ訪れるべき美術館として紹介されていました。

その後に、この美術館の名前を目にしたのが、25年1月に休館になるというニュースでした。
地元からは休館しないでほしいという要望があったり、休館のタイミングが4月〜に後ろ倒しになったりしましたが、休館自体は確定してしまいました。

私にとっては休館がきっかけとなり、必ず行かなくては!と思っていたのですが…。

佐倉までは片道2時間超。
中々行く機会がなく、休館が迫る3月になり、ようやく訪れることができました!

DIC川村記念美術館への行き方

DIC川村記念美術館への行き方の選択肢は3種類。

  1. 東京から高速バス(片道1,450円)
  2. JR佐倉駅・京成佐倉駅から無料シャトルバス
  3. 車で行く

①はおそらく一番楽なんですが、9:55発1本のみで予約不可ということもあり、乗れなかったら嫌だなと思い、選択せず。

③は1人で行くなら2時間運転するよりも電車のほうが楽なので却下。
無料駐車場が160台分あるので、子どもと一緒であれば1つの選択肢になっていたと思います。

ということで、私は総武本線でJR佐倉駅まで行き、そこから無料シャトルバスを利用することにしました。

当日はHPに記載されている無料シャトルバスの時間に合わせて、8時半過ぎに自宅を出発。

JR佐倉駅までは約1時間半。
追加でグリーン券を購入し、グリーン車を利用しました。

10時半JR佐倉駅発のシャトルバスに乗り、11時少し前に美術館に到着しました。
シャトルバスは大きな観光バスでしたが、補助席まで使用するほど満席でした。

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いざ、美術館へ

25年2月から、チケット売り場混雑の対策として、オンラインチケットの販売を行なっています。

私はそのことをシャトルバス内で知ったので、早速オンラインでチケットの購入手続きを行いました。

シャトルバスを降りたとき、チケット売り場の列は数人でしたが、見たところ窓口は1つしかないようでしたので、並んでいる人数によってはかなり時間がかかるかもしれません。
オンラインでの購入がベターと思われます。

やはり休館間近ということで、訪れる人が多いようで、美術館の入り口では入館者数のコントロールを行なっていました。

そのため、私が到着したときには30人ちょっとの列ができていました。

並び始めてから、10分ちょっとで入館できました。

音声ガイドのアプリがあったので、館内でダウンロードしたのですが、通信状況が悪かったのかうまく使用できませんでした。

他の方は普通に利用されていましたので、アプリ自体の問題ではないかと思われます。

館内に入ります

まず最初はエントランスホールです。
広い空間ではありませんが、「光の華」と呼ばれる布製の天井装飾やステンドグラスがあり、とても素敵な空間でした。

ちなみに館内は撮影禁止ですので、写真は撮れませんでした。

この美術館は作品にふさわしい空間作りを意識して建築されており、美術・建築・自然の3要素の調和を大事にしてきたそうです。

配布されるパンフレットには、この展示室はこういう作品を展示しており、展示室はこういう意図でこういう建築になっていますという説明が記載されていました。

展示室だけではなく、廊下にも建築の意図があるんだということを知れて、とても楽しかったです。

廊下にはポイントポイントで窓が設置されており、光を意識できたり、外の木々を見ることができ、
美術・建築・自然の調和を感じることができました。

今まで訪れた美術館も建築や展示室に何かしらの意図があったのかもしれませんが、
意識したことはなかったので、こういう観点での説明はとても興味深く、新鮮でした。

印象に残った作品

それぞれの展示室を興味深く見学できましたが、作品として一番印象に残っているのは「箱のアーティスト」と呼ばれるジョセフ・コーネルの作品です。

手で抱えられるくらいの大きさの箱の中にお気に入りの品を詰めたものです。

決して大きくない箱ですが、箱の中で1つの世界が出来上がっており、個人的にはとても好みの作品でした。

庭園散策

美術館を出たあとは庭園を散策しました。

庭園だけなら、入園料は無料です。

中の広場では子ども連れの家族がピクニックをしている姿も見られました。

広場の近くではキッチンカーも出店していました。
時間的にもお腹が空いてきたので、私もハンバーガーのキッチンカーに並びました。

こちらも結構な人が並んでおり、30分くらいかかりました。

ハンバーガーは美味しかったですが、想定以上に時間がかかってしまったので、
帰りのシャトルバスの時間もあり、庭園はあまりゆっくり回れませんでした。

ただ、天気のいい日に散策するにはとても気持ちのいい庭園でした。
できればもっとゆっくり味わいたかったなと思います。

今回の反省点

今回、DIC川村記念美術館は訪れることができて、本当に良かったなと思いますが、1つ反省点があります。

それは事前の情報収集が中途半端だったことです。

例えば、ミュージアムショップです。

美術館の中、エントランスホールにはミュージアムショップがあります。
あまり大きくないお店で、私が訪れた日もかなり混雑していました。

混雑具合を見て、私は外にもギフトショップがあるから、そこで買い物をしようとそのまま美術館を出てしまいました。

しかし、ギフトショップは来館者増加に伴う運営方法の変更により、現在、閉店中。
私は閉店中だということを、ギフトショップの前に行って初めて知りました。

ミュージアムショップに戻ろうにも、また入場者の列に並ばなければいけない。
(入場者の列は私が入館したときより、長くなっていました)

ということで、グッズの購入は諦めました。

ギフトショップの臨時閉店はHPにも記載があったので、事前に調べておけば…と後悔しました。

あとは、昼食についても。

レストランは来館者の増加に伴い、事前予約制。
キッチンカーはあるけれど、結構な行列。

佐倉駅周辺も、少し調べてみましたがランチができるお店はあまりなさそう。
(と思っていましたが、駅前にパン屋兼カフェが1軒ありました。ランチもやっていました)

コンビニで軽くおにぎりなんかを買って、広場で食べるのが良かったんじゃないかなと当日思いました。

今回のように、休館間近などイレギュラーなタイミングで訪れるときは、いつもとの違う点がないかしっかり調べておかないといけませんね。

今回の教訓です。

とはいえ、DIC川村記念美術館は訪れて本当に良かったと思いますし、
また来たいな、できれば今度はもっとゆっくりと訪れたいと思いました。

でも、その機会がないのは残念です。

今後、美術館内の美術品は都内に移管されるというニュースもありますが、この美術館のように美術・建築・自然の調和を楽しむことはできないと思うと勿体無い気がします。

ただ、企業が事業として運営している美術館です。
採算の問題等、仕方のない選択だったのだとも思います。

美術館も訪れる人が少なければ、採算がとれず継続できません。
今後も気になる美術館があったら、積極的に訪れて、微力ながらもその美術館の継続に貢献していきたいなと思いました。


でもやっぱり、DIC川村記念美術館は勿体無いですね…ランキング、応援よろしくお願いします。

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