2泊3日の社員旅行。子育てしやすい会社とは?

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私の勤める会社はほぼ5年ごとに社員旅行がある中々古風な会社です。
いつもの社員旅行は1泊2日ですが、今年は創立100周年。節目の特別な年ということで、2泊3日での旅行が決まりました。

会社を休業にするわけにはいかないので、金土日組と土日月組の2グループに分かれて、
行き先は北海道・函館です。

参加はあくまで任意ということで、事前に参加調査がありました。
私はというと…

行きたい気持ちはあるけれど、2泊3日は長すぎないか?
ほぼ丸々3日間、家を空けるのはさすがに気が引ける(業務出張ならまだしも…)

ということで不参加にしました。

私と同じように小学生以下のお子さんがいる女性陣はほとんどが不参加でした。
一方で男性陣は小学生以下のお子さんがいるいない関係なく、ほぼ参加でした。

参加は任意だし、参加しようとしまいが個人の自由なんですが…。

なんだかなぁ。やっぱり会社は男性社会だよね。
日本が子育てしにくい社会って言われる理由ってここら辺では?

と感じてしまいました。

色々な意見はあると思うのですが、この旅行を機に子育てしやすい会社とは?について改めて考えてみました。

筆者プロフィール
  • 2020年5月生まれの男の子を育てる30代ワーキングマザー
  • 会社は創業100年の専門商社
  • 何とか男性社会で頑張る勤続15年の中堅社員
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子育てとの両立がしやすい会社とは?

社員旅行といえば、宴会

まず簡単に当社のことを紹介します。

  • 創業100年の専門商社。お堅い業界。
  • 社員は100人ちょっと。
  • 女性の総合職は、私を含めて3人。
  • 女性はほとんど一般職。人数は約40人。

当社はお堅い業界の規模小さめな企業にしては、いろんな制度が整っている方だと思います。

  • フレックスタイム
  • 在宅勤務(日数制限はあり)
  • 時間単位有給
  • 時短勤務は子どもが小学生になるまで

今まで結婚を機に退職した方はいますが、出産・育児を理由に退職した方はいないとのこと。
産休・育休復帰率100%を謳っております。

周りの社員たちも子育て中の女性社員に対して理解がある方が多いと感じています。
まぁ、自部署に育児中の時短勤務の方が多いと不満を感じている方々が一部いるという噂も聞きますが、一応表面には出していないように思います。

当社は「女性が育児をしながら、働き続けることができる会社

なのかなとは思っています。

今回の旅行に関しても、子育て中の女性社員が旅行に不参加を表明しても「小さいお子さんがいると厳しいよね」と理解がありました。

それはそれでありがたいのですが…。

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女性は両立しやすくても、男性は?

私と同年代、30代の先輩・同期・後輩たちも小さいお子さんがいる社員はたくさんいます。
というか、30代だと小さいお子さんがいる社員が多数派です。

でも、彼らのほとんどは当たり前のように旅行に参加していました。

「2泊3日も旅行なんて、奥さん嫌がらない?」と後輩に聞くと。
「そりゃあ嫌がりますよね。行きたくない」
と答えつつも結局は参加していました。

当社も昔と比べて残業は減っているとはいえ、出張も多いし出張すれば帰りも遅くなることが多い。
時期によっては接待も多いし、平日に家事・育児ができている男性社員は少ないのでは?と思います。

会社からは「当然行くよね?」という無言の圧力的なものを感じて、参加せざるを得ないと考える人は多いのかなと予想できます。

経営陣はそう思っていなくても、今までの会社の在り方とか雰囲気がそうさせているのかなと。

ちなみに、ほとんどの男性陣が参加する中、営業部の1人の課長が不参加を表明しました。
この課長は中学生の娘さんを筆頭に3人のお子さんがいます。
不参加の理由は「子どもの行事と日程が重なるかもしれないから」でした。

当然のように「なんで参加しないんだ?」とその上の上司からいじられていました。
(攻められていたわけではありません。あくまで冗談っぽく言われていました)

評価が下がるとか、業務に支障が出るわけではないけれど、
ここまで思い切った行動をするのは若手や中堅社員では中々難しいだろうなと思います。

それでは本当の意味で任意参加ではないのでは?と疑問に感じてしまいます。

結局、育児の主体は女性なの?

無言の圧力や参加せざるを得ない周囲の空気感も当然あると思うのですが、
そもそも家族と時間や育児に対する考え方が男性と女性で違うのかなとも感じています。

土日に父親がいなくても、母親さえいれば問題ない
家族との時間が取れなくても仕事なら仕方ない

そう無意識のうちに考えている男性がやっぱり多いのでは?と思います。
経営陣や子育てにあまり携わってこなかったおじさま世代だけでなく、今子育て真っ只中世代にも。

休日を潰しての2泊3日の社員旅行。多分奥さんは嫌がるだろう。
でも旅行は仕事の一環だから参加が当然。そこは家族には理解してもらおう。
(行きたくないと口では言うものの、別に嫌々参加しているわけではない)

それが多数派の考え方かな?と。

休日の旅行だし、任意参加でしょ?
休日も奥さんに子育て丸投げはできないから、旅行は不参加にしよう。

なんて思考の方はかなり少数派なんでしょう。

子育てのために女性が仕事をセーブするのは当たり前のように捉えられても、子育てのために男性が仕事をセーブすることはまだまだ珍しく会社からはマイナスに捉えられることも多いように思います。

男女平等なんてまだまだ理想の世界だなとも感じます。
(それが本当にいい理想なのかはまた別の議論でもありますが…)

女性が子育てと両立できるような会社の制度や支援は昔と比べてかなり整ってきたと思います。

ワーキングマザーも以前と比べて増えていますが、女性だけ支援されても、女性だけが変わっても子育てがしやすい社会・会社にはならないんですよね。

もっと男性が育児と両立しながら仕事をすることが当たり前になるためには、制度や金銭的な支援というよりはもっと意識的な問題が大きいのかなと思います。

子育てしやすい会社とは?

当社は専業主婦率が高い会社です。
転勤や出産・育児で奥さんが仕事を辞められるパターンが多いようです。

まだまだ父親は仕事主体、母親は家事・育児主体の役割分担になっており、意識的にも昔の専業主婦世帯と大きく変わらないのかもしれません。

この役割分担で家庭内で納得できていれば全く問題ないんですけどね。
入学式や運動会、卒業式などの行事で有給を取る父親は以前より増えていますし、
男性の意識も変わりつつあります。

でもまだまだ男性は仕事・女性は家のことがベースと考えている会社は多いと思います。

もっと男性が育児の当事者意識を持つ。
それを当然のことだと受け止める会社の雰囲気。

これがまだまだ足りていないのかな。

でもこれも家庭によって様々ですよね。
夫は元気で留守がいいを望む家庭もあるだろうし。

結局、制度を整えるだけではなく、多様性を認め、個人の選択を尊重する会社が子育てしやすい会社なんではないでしょうか。

そんな会社が増えるまでまだまだ時間がかかると思います。
それでも少しずついい方に会社や社会が変わっていけることを願っていますし、自分自身もその変化を後押しすることができたらいいなと思っております。

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