もう、ワーママ無理!やめたい!!
という話はよく聞くけれど、私はそう思ったことが今までありません。
子どもが1人だけ、とか
会社や部署、同僚に恵まれている、とか
色々要因はあると思うのですが…。
何より、専業主婦でずっと家にいる自分が想像できません。
時間があったら、ちゃんと家事をして”丁寧な生活”っていうのをするかっていうと多分しない。
ただ、ダラダラしてしまいそう。
子ども中心の生活も素敵だろうけど、色々考えすぎちゃう気がする。
それでうまくいかなくて、イライラしてる姿が簡単に想像できる。
あとは、自分で自由にできるお金がないっていうのもしんどいなと感じてしまいます。
ずっと働いているからこその感覚だとは思いますが、お金で簡単にできるなら、お金を払おう!と考えてしまいます。
こんな風に考えるのは元々の私の性格もあるだろうけれど、母親の影響もあるんだろうなと思います。
母親は看護師として、ずっと働いていました。
数年前に祖母の介護のために正社員は辞めましたが、今もパート看護師として週2〜3日働いています。
正社員を辞めた後、数ヶ月は仕事もしていなかったのですが、「仕事していないと、暇だね」と言って、早々にパートを始めていました。
母親はワーママの大先輩

母親はワーママの大先輩ではあるのですが、結構子育てとか仕事の環境は大きく違うなと感じています。
時代的なものもあるし、地域的なものもあるし。
話を聞くと、そりゃ大変だ!と思う点もいいなと思う点もあります。
育休がない!
何より育休がなく、産後8週間休んだら、そのまま職場復帰していたということが驚きです。
母乳は搾乳し、冷凍して、仕事に行っていたらしいです。
もし、育休がなく産後すぐじゃないと職場復帰できないとなれば、私は復帰を諦めたかもしれません。
(産後2ヶ月で乳腺炎に3回なり、毎回39℃越えの熱が出ていたのもある)
ちなみに、子どもは家で同居していた祖母(母親の実母)が面倒を見ていました。
当時は祖母はまだ40代で仕事はしていなかったようなので、ちょうど良かったのかもしれません。
農作業もしなくちゃいけない
私の実家は兼業農家で、米づくりをしていました。
(私が中学生の頃に米作りは辞めました)
普段、水の管理や草刈りなんかは祖母や父がやっていましたので、母親の出番自体はそんなに多くありませんでした。
ただ、田植えと稲刈りの時期は別です。
父と母の休日(当時は週休1日、日曜のみでした)に、複数の田んぼで田植えや稲刈りをしなければいけません。
GWは田植えの時期であまり家族で出かけることはできませんでしたし、稲刈りの時期も3〜4回週末が潰れてしまいます。
1年間で特定の時期とはいえ、仕事がお休みの日に農作業をしなければいけないなんて…。
想像しただけでつらいです。
外注の選択肢があまりない
地域的な問題もありますが、家事や育児を外注する選択肢はほとんどありませんでした。
家事代行もなかったし、外食もほとんどしませんでした。
(外食できるところが近くにないので、移動するくらいなら家で作って食べるほうが楽ってことかもしれませんが)
母はずっと父と母自身のお弁当を作っていましたし、私と弟が高校生の時には4人分のお弁当を朝6時台には完成させていました。
実の母親と同居。家事・育児のサポートあり。
今と比べても大変なことは多かったと思いますが、実の母親と同居して家事・育児をサポートしてもらっていたのはとても大きかったと思います。
そもそも、産休明けから私が年少で保育園に入園するまで母親が仕事の時は祖母が子どもの面倒を見ていましたので、祖母がいなければ成り立っていないだろうという感じです。
しかも、母は看護師なので、勤務はシフト制で休日出勤もあるし、夜勤もありました。
そんなときも祖母がご飯を作ってくれたり、家事をしたりしてくれました。
さらに、我が家は結構田舎ということもあり、子どもの移動(通学も)には車での送迎が必須でした。
(小学校はスクールバス通学でした)
普段は父母が仕事前や仕事後に送迎してくれましたが、早帰りの日や長期休暇など平日の昼間の送迎はほとんど祖母にしてもらいました。
ちなみに祖母は私たち姉弟の送迎をするために、50歳をすぎてから車の免許を取ってくれました。
祖母のここまでのサポートがあって、母親がずっと働き続けることができたんだなと思います。
一方、私の場合…

私は今、実家から遠く離れてワーキングマザーをしています。
義実家は電車で15分くらいのところにあるので、夫はもっと頼ったら?と言ってくれますけど、あまり気はすすみません。
というのも、気を使うから。
義母と実母では気の使い方も違うとは思うけど、母親の状況が羨ましかったか?と聞かれると正直微妙だなと思ってしまいます。
母と祖母が喧嘩しているところを何度か見かけたことがあるので、お互いにそれなりにストレスはあったんだろうなと思います。
そういうのもあり、個人的には気を遣うくらいなら、お金を払ってプロに頼んだ方がいいんじゃない?という感覚があります。
今はいろんなサービスもありますし、今住んでいる場所は主要なサービスの圏内であることが多いです。
利用しようと思えば、いつでも利用る、そんな状況です。
また、夫も私が同じように働いているからこそ、協力してくれるような気がします。
(私が専業主婦だとそんなに協力してくれない気がする。多分。こちらも頼みづらいし)
なので、普段は「なんとかなるよね」と軽い気持ちでいることができています。
最初の話となんだか変わってしまった気がしますが…。
- 家事とか育児とか、なんとかなるよね精神がある
- 家事を完璧にやろうとする気持ちがない
- やっぱり仕事をして得られる達成感とかが好き
- 会社や同僚にも育児に協力的
- 子どもが1人で、健康
そういう点が、ワーママ辞めたい!と思わない理由なのかな。
ワーママの状況はみんな違う。けど、みんな頑張っているの一緒。

