今年の4月、息子は年少さんに進級しました。
今まで2歳児までの小規模保育園に通っていたので、進級に伴い転園しました。
0歳児の頃から通った小規模保育園。
担任の先生が大好きで、何かあるたびに「明日、〇〇先生に言う〜」と言っていた息子。
最近ではお友達のお話もよくしてくれるようになりました。
子どもにとっても親にとっても慣れ親しんだ小規模保育園ですが、
年少に進級するためには転園が必要です。
小規模保育園に入った時からわかっていたことではありますが、
いざ転園を目の前にすると不安なことが色々とありました。
新しい保育園に馴染めるのか
お友達と仲良くできるだろうか
どんな先生がいるのだろうか
実際に転園して1ヶ月。
親の心配をよそに、息子はびっくりするようなスピードで新しい保育園に慣れました。
今回は我が家の転園前の様子と転園後1ヶ月の様子をお伝えしたいと思います。
小規模保育園からの転園に不安を感じている方にとって参考になれば嬉しいです。
小規模保育園からの保活!?
小規模保育園に入られた方が、まず不安に思われるのが年少前にまた保活が必要なのか?ということだと思います。
我が家の自治体も、何かしらの優遇措置がある。8月頃に何か動きがあるらしい。という話はありましたが、具体的にどういう流れで決まるのかはまったくわかりませんでした。
候補の園を2つ提示されて、希望を出せるわけでもなく1月末頃にどちらかに決まる。
候補の2園が嫌な場合は通常の入園申し込みが必要。
なんて噂も聞いていたので、不安は募るばかりです。
実際に動きがあったのは、確かに8月でした。
市の保育課から書面が郵便で届きました。
それは息子が通う小規模保育園の保護者あての「優先入所枠のご連絡」でした。
具体的な内容としては
- 来年度転園が必要な園児の優先枠の案内
- 候補の保育園の提示
- 第6希望までを記入して9月頭までに提出
- 9月中旬(一般申し込み前)に内々定通知を送る
噂に聞いていたよりも、とてもいい条件でした。
候補の園として提示されていたのも我が家から徒歩圏内で通える園が6園。
同じ保育園に通っている園児が7人に対して、優先枠は9枠だったので、優先枠を利用する場合はいずれかの保育園に内定することができる状態でした。
ただ、どの保育園も枠は1人か2人。
今の保育園のお友達とはお別れになることがほぼ確定でした。
優先枠の案内から書類提出までの締め切りまで、3週間ほどだったと思います。
なので、改めて保育園の見学をすることも難しかったので、結局自宅から近い順で第1希望から埋めて優先枠を申し込みました。
結果、見事第1希望の保育園に内々定をいただくことができました。
この辺りは自治体によっても様々だと思います。
個人的には予想していたよりもずっといい結果になったと思っています。
内々定から入園まで
9月に内々定通知をもらってから、しばらくは特に動きはなし。
ただ、3月で保育園を変わらなければいけないことは、息子に伝えていかなければいけないだろうなと思っていました。
「もうすぐ今の保育園とは別の保育園に行くことになるよー」
とは言ってみるものの
「いやー。今の保育園がいい!」
と返ってくるので、無駄に不安を煽るのもよくないかと転園のことはあまり口に出さないようにしていました。
そんな中、11月に小規模園で個人面談があったので、担任の先生には転園の事実の伝え方について相談をしていました。
- 転園の話をしたことはあるけど、「今の保育園がいいー」と言われたこと
- 息子が新しい環境があまり得意ではないこと(担任の先生は承知済み)
- 保育園でも転園のことを伝えてほしいこと
やはりそこは小規模園。年少さんになる前に全員が転園するので、先生も対応には慣れているようで
「卒園式の練習もありますし、少しずつ伝えていきますね」
と快く答えてくれました。
1月末には一般枠の結果も出て、改めて内定通知が送られてきました。
- 1月末書類提出 1回目
- 2月中旬保育園との面談(親のみ)
- 3月初旬書類提出 2回目
保育園見学(息子も)
3月初旬の書類提出の際には、「ぜひお子さんも一緒に来てください。入園前に少しでも慣れていた方がいいと思うのでちょっと遊んでいってください」と事前に言われていました。
息子はどんな反応を示すかなぁと思っていましたが、その日は…。
- 靴を脱ぐ前に入口に向かい帰ろうとする
- 何とか中に入ってきたが、トイレを見学した時点でまた玄関の方へ向かい靴を履きだす
- 「おもちゃがあるよー」と言われて部屋に入ってみるも、すぐに部屋から退出
30分程度を予定していましたが、実際は10分弱で保育園を後にすることになりました。
息子も新しい場所で不安で、怖かったんだと思います。
4月から本当に通えるだろうか…と私もこの時点ではかなり不安に思っていました。
転園初日。4月1日の様子
そうして迎えた4月1日。
初日は「入園お祝い会」のみということで、親と一緒に1時間ほどの登園です。
当然仕事はできないので、新年度初日から有給休暇をとりました。
前に1回入ったことがあったからか、靴を脱ぐところまではスムーズでした。
入園お祝い会の間は、大人しく椅子に座ってはいましたが、
眠いー (睡眠時間的にそんなはずはない)
もうすぐ終わる?
とまったくやる気はありませんでした。
写真撮影の時も恥ずかしいのかカメラの方は見ず、ずっと後ろを向いていました。
その後、年少さんのクラスに少しだけお邪魔しました。
絵本の時間で先生が絵本を読んでいるところでしたが、絵本自体には興味を持ったのか楽しそうに聞いていました。
ここまでで初日は終了。
慣らし保育はこの日を含めて、4日間。
4日間で慣らし保育を終えられるのか…?
慣らし保育スケジュール
保育園側から提示されていた慣らし保育は4日間。
元々保育園に通っていたから保育園生活自体には慣れているだろうということで、かなり短期間です。
親としても、普通に仕事をしている状態なので、慣らし保育は短い方がありがたい。
でも、こんな短期間で本当に慣れるのかという不安もありました。
慣らし保育のスケジュールは次のとおりです。
- 4月1日入園お祝い会 (約1時間)
- 4月2日9:00〜11:00 (午前の活動のみ)
- 4月3日9:00〜12:00 (給食まで)
- 4月4日9:00〜15:30(お昼寝・午後のおやつまで)
- 4月5日通常保育
慣らし保育期間中は、朝も9時からしか預けられないので、有給+在宅勤務で何とか対応しました。
- 4月1日 → 母 有給
- 4月2日 → 父 有給 + 母:在宅勤務(念のため)
- 4月3日 → 父 有給
- 4月4日 → 母 在宅勤務(9:00-15:30の時短勤務)
父親の負担がやや大きいですが、経理部の私は4月が超繁忙期なこともあり、もし慣らし保育が延長になった場合は私が有給なり、在宅なりで対応するということでこのスケジュールになりました。
そうして迎えた慣らし保育2日目。
9時前に父親と保育園に向かいました。
もしかして途中で呼び出されることもあるのでは…?
と心配しながら、在宅で仕事をしていました。
が、11時過ぎに無事に帰ってきました。
早速息子に感想を聞いてみると。
「楽しかったー」
と、予想外の返答が。しかも
「ぼくも給食食べたかったー」
と。
親がいない方が良かったのかもしれません。
3日目も4日目もこんな調子で、結果当初の予定通り4日間で慣らし保育を終了することができました。
転園して1ヶ月たって
転園して約1ヶ月経ちました。
転園後、行き渋りもなく、毎日楽しそうに通園しています。
今のところ、体調不良のお休みもなく、とてもスムーズです。
最近はお友達のエピソードも聞かせてくれるようになりました。
でも時々、前の保育園の先生を思い出すことがあるようで
「〇〇先生に会いたい〜」
と寂しそうに言うことはあります。
でも引きずることはなく、すぐに気持ちを切り替えているように見えます。
息子本人を見ていると、ずっとケロッとしているように感じています。
でも、3歳なりに新しい環境で多少なりともストレスを抱えながら、頑張っているのだと思います。
今はGWで保育園も10連休中です。
連休明けは行き渋りがあるかもしれません。
これからも息子の様子を見ながら、できる限り寄り添っていきたいと思っています。
子どもの適応能力はすごい!
とよく言われますが、私自身も「そんなこと言ったって…」と半信半疑なところがありました。
でも実際に、子どもの環境が変わったことで、本当に子どもの適応能力はすごいんだと実感しました。
当然、個人差はあると思います。
それでも、経験者としては心配しすぎだったなというのが、転園後の感想でした。
保育園の転園を控えている方、小規模保育園の転園を不安に思っている方にとって、我が家の経験談で参考になる点があると嬉しいです。