昨年の4月に育休から復帰した後輩と話をしていたとき
「フルタイムで働くってどんな感じですか?」
と聞かれました。
というのも時短勤務をやめようかどうか悩んでいるということでした。
時短勤務でも平日はバタバタしていて子どもとの時間がゆっくり取れるわけでもない
一方で、仕事は時短だとどうしても中途半端に感じてしまう
どうせそんな状況なら、仕事の方に振り切った方がいいんじゃないか?と感じているようです。
私が育休復帰時からフルタイムを選択した理由

私は2021年4月に育休から復職しました。
そのときから時短勤務は選択せず、フルタイムで復帰しました。
正直、時短にするか?フルタイムにするか?についてはほとんど悩むことなく、フルタイムに決めました。
今、思えば次の2つのことが大きかったかなと思っています。
- 通勤時間が短めだったので、時短する必要がないと思っていた
- 総合職としての意地
通勤時間
私の通勤時間は片道約40分。
首都圏住みとしては、通勤時間は短い方です。
会社の定時が9時〜17時半。
保育園の通常保育時間が7時半〜18時半まで。
通勤時間 片道40分。
単純に時短にする必要なし。と思い、フルタイムを選びました。
総合職の意地
通勤時間も考慮して、時間的に問題がないとなると、個人的には時短をえらぶ理由がありませんでした。
当社は育休から復帰した一般職の先輩は大勢いましたが、皆さん時短勤務を選択していました。
なので、復帰当時の私は、
総合職なんだから、一般職と同じにするわけにはいかない
と肩肘を張っていました。
今になって思えば、その考え方はこれから育休を取ろうとする総合職の後輩たちにプレッシャーを与えかねないなと思うのですが…。
と、フルタイムで復帰しましたが、2021年はまだまだコロナ禍。
月によっては大半が在宅勤務の月もありましたし、コロナの影響で業務量が落ち込んで閑散期が続くみたいなこともありました。
上司が月に1回は有給を取りましょう!というスタンスだったこともあり、
フルタイムでも体力的に結構何とかなったなという感覚でした。
フルタイムになると
冒頭のお話に戻ります。
フルタイムどうですか?と聞かれて、後輩に伝えたことは
子どもの寝る時間はどうしても遅くなっちゃう。
あとは、自分の体力次第かな
できれば自分のために定期的に有給を取って休んだ方がいい
と、いうことでした。
すると、後輩も
子どもを産んでから、びっくりするくらい体調を崩すし、
体力がなくなったと実感してます
と。
子どもの体調不良もそうですけど、
自分も体調崩したりで、有給あんまり残ってないんですよね
ん?
私の認識との相違に驚きました。
というのも、在宅勤務が導入されたことで、子どもが体調不良で保育園に行けないときも在宅勤務に切り替えができます。
そのため、意外と有給って残せるなと私は思っていたからです。
だからこそ、好きなタイミングで有給を取れていましたし、フルタイムでの勤務を続けて来れたと思っています。
どうして有給が足りないのか?

なんでそんなに足りないのかと思っていたら、答えは育休復帰のタイミングにありました。
当社の就業規則では育休の取得期間は、
子どもが1歳になるまで。保育園に入園できない場合は延長可能。
となっています。
子どもが1歳になる前、0歳児4月のタイミングで保育園に入園した私の場合、育休からの復帰日は慣らし保育などを終えた4月28日でした。
一方、後輩は1歳になるタイミングで育休を延長し、1歳児4月のタイミングで保育園に入園したので、育休からの復帰日は4月1日でした。
当社の規則では子どもが1歳を過ぎても育休を延長するなら、保育園に入園したタイミングで復帰してください。というルールになっています。
なので、必然的に保育園の入園日=育休からの復帰日になります。
つまり、慣らし保育期間はすでに名目上は復帰ずみだけれど、実質出勤は不可なので、有給で乗り切らなければいけないのです。
慣らし保育は保育園によっても異なるのでしょうが、1週間〜2週間はかかります。
その間をすべて有給で対応するので、実質の復帰日にはすでに貴重な有給を10日前後使った状態での復帰になってしまうのです。
数日分の給料と有給、どっちを取るか?
育休の復帰日って、慣らし保育を終えたタイミングにできないのでしょうか?
調べてみると、そこは会社のルール次第のようですね。
ただ、育休を延長している場合で保育園には入園済みだけど復帰していない期間(慣らし保育期間)について育児休業給付金が支給されるのかされないのか、についてはよくわかりませんでした。
育休の延長=保育園に入れないのが理由。
慣らし保育期間は保育園に入園済みだから、支給されない。
のか
育休を一度延長すれば子どもが1歳6ヶ月まで。もう一度延長すれば、子どもが2歳になるまで。は育休期間中だから会社に復帰する前は支給される。会社の復帰日のルール次第。
(この場合だと、4月・10月生まれは日付によっては支給されませんが…)
なのか。
育児休業給付金が支給されるのであれば復帰日のルールを是非とも見直して欲しいですね。
一方、やっぱり育児休業給付金は支給されませんとなった場合。
無給期間があるのは困る。それなら有給を使うとなるのか。
無給期間があるのは仕方ない。それよりも有給を残しておきたいとなるのか。
個人的には、約1ヶ月間収入が全くなくなったとしても、慣らし保育終了後を復帰日とした方がいいなと思います。
やっぱり有給があるって、心の余裕につながります。
復帰時点で、有給10日を消化済みっていうのは結構プレッシャーだと思うんですよね。
ただ、人事部の方と話すと、やっぱり育休延長はあくまで例外で復帰するなら1日でも早く復帰してほしいっていう考えらしいですけど。
有給休暇はワーママにとってお守りだと思う

ワーママって体力勝負だけれど、休日も完全に休めるわけではないんですよね。
平日にためた家事も消化したいし、子どもとの時間も欲しい。
家族とお出かけもしたいし、やることがいっぱいある。
だからこそ、有給休暇って貴重ですよね。
保育園によっては、親の仕事がお休みの時は預けないでください。というところもあるようなので、要確認ですが…。
子どもの体調不良でよくお休みするから、それ以外の用事では使いづらい。
そう感じている方も多いかもしれません。
でも、滅多に使わないにしても、いざというときに自分のために使える有給休暇があるのとないのとでは、気持ちの余裕が違うと思うんですよね。
有給休暇はお守りみたいなものだと、私は思っています。
ちなみに、冒頭の後輩は来年度はいきなりフルタイムではなく、とりあえず時短の時間を短くしようかなと言っていました。
結局、私のアドバイスはあまり意味がないものでしたが、できるだけ自分がやりたいように、でも無理せず頑張って欲しいなと思います。