仕事と育児の両立。正解はないのに定期的にモヤモヤしてしまう話

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21年の4月末に育休から復帰して、ちょうど丸3年が経ちました。
ワーママ生活も4年目に突入です。

4月に息子が転園して、新たな環境で頑張ってくれていますが、私も変化がありました。

4月から部署が異動になりました

経理部から経営企画部への異動です。
(4.5月が経理部の繁忙期なので、まだ旧部署の仕事をしている状態ですが。。。)

私自身、仕事をしたくて、今も働いています。
今後、今の会社で出世していきたいとも思っています(今のところは)

なので、基本的には前向きに仕事に取り組んでします。
それでも定期的に仕事と育児の両立についてモヤモヤが発生します。

最近もまたモヤモヤを感じたことがあったので、少し気持ちを整理したいと思います。

筆者プロフィール
  • 2020年5月生まれの男の子を育てる30代ワーキングマザー
  • 専門商社で働く総合職
  • もっと働きたい!という気持ちと、息子ともっとゆっくり一緒にいたい!という気持ちが葛藤中
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部署異動の話

当社では管理職以外は、3〜5年で部署異動になることが多いです。
なので、今回の異動も定期的な人事異動の一環です。

昨年から上司に

次はどの部署にいきたい?

とよく聞かれていました。

当社は専門商社なので、会社の約8割の従業員が営業部門の所属です。
残り2割弱が管理部門です。

力関係とかではないのですが、会社の主役はやはり営業です。
私も産前は営業部でしたので、営業部の業務や面白さ、醍醐味なんかも知っています。

一方で管理部門も面白さ、重要性も理解しているつもりです。

その上で仕事内容だけを考えたら、個人的に営業部に戻りたいという気持ちがありました。

ただ、営業部の場合、どうしてもネックになるのが時間の制約です。

普段のスケジュールはある程度事前に調整できるとしても、取引先からの突発依頼やクレーム対応等、
時間が読めないことも多い。

産前のように取引先に合わせた仕事時間は息子に皺寄せがいく可能性が高いので、避けたいと言うのが現時点での本音です。

かといって、時間内でできることだけを。となると、やはり営業として中途半端になってしまいます。

一方で管理部門は突発で対応することが少なく、残業や出張もありますが事前に予定を立てやすいので子育て中の身としてはとても働きやすいです。

そんな感じなので、上司への回答は

「営業に戻りたい気持ちはあるけれど、時間の制限があるのでそれでやっていけるか不安がある」

みたいな曖昧な回答にしていました。
営業でやる気はあるけど、実際どこまでできるのかわからない。

簡単に言うと判断は会社にお任せしました。

営業でやってみろ!と言われれば、頑張るし、
管理部門でやってみろ!と言われれば、それも頑張るし。

その結果、告げられた異動先は管理部門の経営企画部でした。

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本当にこれでよかったのか…?

再び管理部門への異動だったことは特に不満はありません。

上司からも「次の部署では管理職になれ」とも言われました。
会社からある程度評価してもらえているのかなと思っています。

ただ、「仕事を頑張る」「もっと出世したい」と考えているのであれば、

もっと仕事に比重を置くべきなのでは?
ぜひ営業をやりたい!と主張すべきだったのでは?

とも思ってしまうのです。

ちなみに、そう考えてしまうのは、「ビジネス・ゲーム 誰も教えてくれなかった女性の働き方」という本の影響です。

その中に自分が思うように仕事をしていきたいと思うなら、ライン部門(お金を儲ける部門)にいるべきだという記述があります。

スタッフ部門(ラインの仕事がスムーズに進むようにサポートする部門)でスペシャリストとして働く女性は多いので、スタッフ部門=管理部門は女性にとって働きやすい、出世しやすいところなんだろう。

そういう働き方もいいよね。と私は思っていました。

しかし、その思いとは正反対のことを言われ、衝撃を受けたことを覚えています。

当社は専門商社なこともあり、中心はやはり営業部です。
そう考えると会社の中心に近いところにいたいという欲も湧いてきます。

さらに、当社は女性の総合職が少ないですが、今後どんどん増やしていきたいというのが、会社の方針でもあります。

子育て中の女性総合職が増えたとき、全員を管理部門に配属するわけにはいかないはずです。
それならば、少しずつ子育て中の女性営業職がいる環境に会社も慣れていかなければならないと思っています。

今後のために、私が先陣を切った方がいいのでは?なんて思ったりもするのです。
(採用的にも子育て中の働き方のイメージが湧きやすいでしょう)

そんな風に色々考えると、「営業部でやっていきます!やりたいです!」と言った方が良かったのでは…なんて思ったりもするのです。

頑張りすぎるのもNG

話はがらりと変わりますが…。

会社の先輩の姪っ子さんが最近結婚されたというお話を聞きました。
その姪っ子さんは残業も多く、出張も頻繁で総合職でバリバリ働いているそうです。

ただ、今後子供をもつことを考えたときに不安しかないと。
子どもがいる女性も多いらしいですが、子どもを持つ前と同じように皆さんバリバリと働き、出張もこなしているそうです。

今の会社で働き続けること=子どもの有無関係なく同じ働き方を要求される
ということに不安を感じているそうです。

やっている人がいると、会社は皆できると思って、それが基準になっちゃうのはしんどいよね

という先輩のコメントを聞いて、

頑張りすぎるのもよくないのか。
その視点はなかった…。

と考えさせられました。

私も社内で数少ない女性総合職として、力んでいる部分はあるかもしれません。

例えば、育休から復帰するとき、私は時短での復帰は全く考えていませんでした。

制度としては時短を選択できましたが、総合職なんだから当然フルタイムでしょ!と思い、あえてフルタイムを選択しました。
(実際、残業はほとんどできないので、フルタイムとは認識されていないかもしれませんが笑)

先人が無理をして、高い基準を作ってしまうと、後に続く人がきつい

後に続く人のことを考えると、背伸びをするのは決していいことばかりではないんだと先輩と話をしていて初めて気づきました。

結局、正解は…?

子どもがいても問題なく働ける!ということを会社にもっとアピールすべきだ!

いやいや、

子どもができたら、以前と同じようには働けない。ペースを落として働く前例を作るべきだ!

後に続く人が働きやすいように、どうするのが正解なのか?
そんなことを考えて、モヤモヤしていました。

モヤモヤした結果思ったのが、正解なんてない!ということでした。

私に対して、「総合職なんだからもっと働くべきだ」と思っている人も「子どもがいるんだし、もう少しペースを落として働いたらいいんじゃない」と思っている人も社内にはどちらの人もいると思われます。

色々モヤモヤして考え込んでしまいましたが、結局自分がやりたいようにやるのが一番ではないかと気づきました。

部署に関しては、ここじゃなきゃ嫌だという希望は現時点ではありません。
それなら、会社がここで頑張ってくれと言われた部署で頑張ろうと思います。

時短勤務を選ばなかったことも決して無理はしていません

これからも「もっと仕事をしたい!」という気持ちと「もっと息子とゆっくり過ごしたい」という気持ち、(そして自分の時間が欲しいという気持ち)で揺れ動いてモヤモヤすることはあると思います。

どんなに考えたところで正解はないのだし、これからも自分が納得できる選択を家族と相談してとっていきたいなと思っています。


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