先日、会社の後輩とお昼休みに話をしていると。
「個別株買おうと思うんですけど、NISAと特定口座、どっちで買うのがいいと思います?」
と聞かれたので、私は深く考えずに
「配当もらえるなら、NISAがいいんじゃない?」
と答えたところ、
「配当はしっかり出そうなんですけど、NISAだと損益できないのが痛いですよね」
と。想定外の流れに私は少し驚いて
「そんなに売り買いする予定?」と聞くと
「結構短期間で売ろうと思っています。今の株価見てると儲けが出そうな気がして」
と回答が。
私の中で、いつの間にか投資は長期投資前提になっていましたので、後輩の話には少し驚きがありましたが、昔は私もキャピタルゲインで儲けようと思っていた時期があったなぁと思い出しました。
キャピタルゲイン獲得を目指した過去

私が投資を始めたの2017年頃。
本屋で見つけた株式投資の本に惹かれたのがきっかけです。
まだ独身で、新入社員に比べて給料も上がって、自由に使えるお金はある。
投資してみようかなと軽い気持ちで、証券口座を開設して、いくつかの個別株を購入しました。
なぜ選んだかよく思い出せないような銘柄をいくつか購入しましたが、基本的にはマイナス、利益が出たとしても数百円という結果でした。
きっかけはこんな感じの漫画の入門書でした!
キャピタルゲイン獲得は無理だと思ったきっかけ
その中でも印象に残っているのが「楽天」の株です。
2018年頃に楽天の株式が700円台になっていました。
当時、投資の掲示板で「楽天の株価が700円台なんて考えられない。今買うべき」というコメントがいくつもあるのを見て、私は楽天株を購入しました。
その後、コメント通り楽天の株価は上がり続け、2021年には1,300円台まで上昇しました。
こうなると、もっと買っておけばよかったなぁと後悔しつつ、どこまで上がるか楽しみに思っていました。(この時点で売却する選択肢は思い浮かびませんでした)
しかし、その後、楽天モバイルのゴタゴタがあり、2023年には楽天の株価は500円台まで下がってしまいました。
そうなると今度は、もっと早く売っておけばよかった…と後悔しました。
楽天モバイルはどうなるんだろうと気にしつつ、今度取得価格を上回ったら、即売ってやろうと決意していました。
全然上がらない株価にヤキモキしていましたが、2024年になると徐々に株価が上向きついに取得価格を超えてきました。
よし、すぐに売ろう!と思う一方で、今上がり調子なら、もう少し待てば利益が増えるのでは?とも考えてしまいました。
ここで、数日迷ってしまいましたが、最終的に売却を決断。
わずかな利益を出して、楽天株を売却することができました。
元々うまくいっていないと感じていた個別株投資でしたが、この長期間の楽天株のあれこれを経験して、もうキャピタルゲイン目的の個別株投資はしないと決めました。
短期売買での個別株投資は忙しい

そもそも短期売買はやることが多くて忙しいですよね。
頻繁に値動きのチェックはしなくてはいけないし。
売買の回数が増えれば、それだけ銘柄とか会社とかについて日々勉強しなくてはいけないし。
さらに、物理的に時間がかかることに加えて、精神的にも忙しくなります。
例え、数万円の投資で、数千円のマイナスだとしても、やっぱり気になるし。
利益が出てていたら出ていたで、欲が出て、売るタイミングを決めるのが難しい。
それを趣味だと割り切って楽しむ人もいるだろうけど。
今の私にはキャピタルゲイン目的の個別株投資にそこまで時間を割くことはできないなと感じています。
他にやりたいことがいっぱいあるし。
でも、投資は必要

だからこそ、今の私はNISA枠内で淡々と投資信託とETFを積立投資していくやり方があっているんだと思います。
自動積立を設定し、たまに評価額を確認するくらい。
すぐに売る訳ではないので、少々値段が下がってもそこまで気にならない。
個別株も優待目的で少し持っていますが、今後積極的に増やすつもりはありません。
と今は考えていますが、これも過去に個別株を売買して、うまくいかなかった経験があるからかもしれませんね。
後輩は結局どうするのかな?
楽しくなって儲けが出るようになるかもしれないし。
私みたいに嫌になって撤退するかもしれないし。
一度やってみたらいいよね。と心の中で無駄に上から目線の感想を持ったある日の昼休みでした。
ランキング参加中です。ポチッと応援お願いします。

