隣の芝は青く見える。
なんてよく言いますが…。
特に子育てしながら、働いていると、他の家庭の状況を聞いて「うらやましいな」と思うことって結構あると思うんです。
どこが気になるかは人それぞれなんだと思いますが、
私が特に気になるのは、夫の家事や育児への参加状況です。
私の会社は比較的専業主婦の奥さんを持つ人が多いですが、
私と同年代、もしくは少し下の年代だと、
「毎日、夕飯の片付けはやってる」
「週末の料理は俺の担当」
という話をよく耳にします。
我が家は共働きだけど、料理もしないし、夕食の片付けもしないよ?
と思いつつ、羨ましいなぁなんて思っていました。
隣の芝は青く見えるだけ?

奥さんが専業主婦でありながら、積極的に家事育児をしているイメージの後輩と雑談をしていたときのことです。
息子さんが3歳になったのでは、キッザニアに行こうと思っているという話をしていました。
キッザニアは子どもが色んな職業やサービスを体験できる施設。
それぞれの職業の格好ができ、子どもの色んな姿を見ることができ、親にとっても魅力的な場所です。
すると、他の同僚が、
「息子が年中さんくらいの時に行ったけど、親から離れるのを嫌がって全然体験できなかったよ」
という話がありました。
キッザニアって子ども皆が楽しめるイメージだったけど、そうではないんだな
おそらく、うちの息子もこういう体験みたいのはあまり楽しめないタイプな気がする…
と考えていると、後輩は、
「そんなことあるんですね。大変そうだし、その日、留守番していようかな」
と、言い出しました。
「じゃあ、下の息子さんと2人で留守番してたら、いいんじゃない?」
と私が言うと、
「え〜、それも面倒ですね」
と。
確かに、イヤイヤ期であろう3歳児が外出先でぐずったら、大変ですよね。
しかも、1歳になったばかりの赤ちゃん連れであれば尚更。
面倒だなという気持ちもわかるけど…。
多分、キッザニア行きを提案したのは後輩の奥さんなんでしょう。
奥さんは大変なことは承知の上で、子どもが楽しめるだろうと思っての提案なんだと思います。
であれば、奥さんだけに大変なことを押し付けないで、一緒に行ったり、もしくは奥さんが上の子に集中できるように別行動したりして欲しいのになと、勝手に思ってしまいました。
しっかり家事育児やっているイメージだったのに…。
実際は違うのかなぁなんて考えてしまいました。
言っていることと、実際の姿は違うのかもしれない

結局、後輩の彼がどうしたのかはわかりません。
そうは言っていても、奥さんと一緒に子どもたちのお世話をしながら、家族みんなでキッザニアを楽しんだかもしれません。
他の家庭の実態なんて、わかりません。
だから、外で愚痴を言っていたとしても、家庭では素敵な夫だったり、父親をやっているかもしれない。
その逆もしかり。
外ではしっかり家事育児しています!と言っていたところで、奥さんが納得しているだけの役割分担ができているかは、本当のところはわかりませんよね。
結局、他人や他の家庭を羨ましい!と思うのは、一面だけを見て、私が勝手なイメージを作って感じているだけなんですよね。
男性側の「俺は家事・育児している」という話も
女性側の「夫が全然、家事・育児してくれない」という話も
たわいもない会話の一つで、結局、実際のところはわからないということですね。
こういう話は、雑談ネタもしくは酒の肴程度に思って、聞いているくらいが楽しいのかもしれませんね。